
千代川(せんだいがわ)河口と日本海が見えます。
東京からのANA便の発着が見られるのですが、風向きによりコースが変わるのと、こちらの態勢もあり、なかなかシャターチャンスに恵まれません。
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
日英併記としましたのは、海外向けの他、国内の方にも、より多い情報量を効率良くお届けしたい(共有したい)からです。
両者は必ずしも同一内容ではございません。英語の方がよりストレートに表現できる場合もありますし、両言語で内容を補完し合っていることもございます。
FACEBOOKでは、よりリアルタイムな情報とユーザー様からのフィードバックが見れますので、そちらもぜひご参照ください。
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3/31より、持病(骨髄異形成症候群)の治療のために入院しておりまして、当サイトの更新、及びお問い合わせへのご回答が遅れておりますこと、深くお詫び申し上げます。
1クールがほぼ1か月の治療を、10日ほどの退院を挟んで合計6回繰り返す、長帳場の治療でございますが、次の帰宅(退院;恐らく今月末頃)のタイミングで、今後の営業形態(方針)につきまして発表させていただく予定でございます。
Dear Client,
EMS is not a LEGO-BLOCK for toddlers. If you do not have enough skill and knowledge of optics, the bit wall will stand in front of you. Then you will be judged if you have enough skill of Binoscope Making or not.
But, Please contact me as soon as you meet a wall. I will assist you with all my might.
延長管のセット方法はパズルのようにいろいろあって、都度、過去の反省と共にいろいろ工夫しています。 本例ほど延長管が長いと、ヘリコイドもハウジングに嵌入(メス接続)させる必要がなく、その意味では楽です。
ご希望のDをお尋ねしたら、”280mm”という答が返ってきて、「ちょっ、ちょっ、ちょ・・・・」と驚き、245mmくらいで妥協いただきました。(自作中軸架台にでもセットするつもりだったのかな?)
このEMS-ULセットと、もう一つ、EMS-UMAセットを納品すれば、去年の12月末までの受注分が消化できるのですが、果たして、入院(3/31)までに間に合うか? 昨日は両親の法要(7回忌と13回忌)もあり、怒涛の日々で、病身には応えます。^^;
これは論外に近い問題で、ほぼご説明の必要はないでしょう。望遠鏡にアイピースをセットするのと同じで、角度位置はあなたが自由にセットすれば良く、なんでわざわざ斜めに?という話です。
しかし、当初はこのレベルで悩む方もいるのですよ。双眼だからやりにくいのではなく、双眼だから簡単なんです。この初期セッティングのために治具まで必要になることはあり得ません。むしろ単体鏡筒で厳密に垂直を出すには、デジタル傾斜計や提げ振りが必要になります。
これは前例よりは、やや上級者?の悩みですかね。^^
これでドツボにはまる方は、EMS-BINOを最初から誤解している方です。
確かに、最初から左上の状態になれば、実にハッピーであり、何のご不満もないと思うけど、よく考えてみてください。単体で使用する前提の鏡筒に、単体で使用する前提のアイピースを使用する前提のBINOが、EMS-BINOです。もとより、鏡筒パイプ軸と光軸が完璧に一致している保証などないし、そうしたミクロの誤差以前に、あなたの眼の視軸が完璧なのか?ということもあります。前者のマテリアルの精度は、角度にして、秒か分の単位の議論ですが、あなたの眼の視軸は、数度の単位で軽く浮動します。斜位の傾向があればさらに顕著です。
鏡筒をいくらか上下に振って初期調整をすれば、上図右のように、微妙にスリーブ天面に段差(図は強調したもので、斜位がなければこんなにずれることはありません。)が生じるのは当たり前です。
そのような現象が出た時にどう対処するか?の話です。
100点満点の精度の素材を何個組み合わせても100点だ!という硬直した考えではいけません。
微妙な左右の段差は、EMS全体を同方向にほんの少し回転させれば消去できます。
一般的に申し上げて、光学のプロフェッショナルを自認する方ほど、素材の剛体精度で全てが解決するという誤った確信を持っているようです。その路線で進化して来た市販の変倍式の大型双眼鏡、100年経っても、100倍辺りで光軸が曖昧になりますよね。
EMS-BINOは剛ではなく、柔の発想でその光軸の問題を解決するものです。
XYミラーチルト機構も、一種のスプリングを利用した浮動機構で、ガチガチにミラーを固定したものではありません。 アイピースの交換や、鏡筒の個性、重量によるタワミ、観察者の視軸の個性、諸々に速やかに円満に対応できるためには、”柔”の発想が必須だったという基本、早い段階で分かって欲しいな!と思うわけです。
上図の右上の状態になって、スライド台座メーカーや私にクレームを入れるのは、筋違い、というわけです。あなたの鏡筒のチョイスと、あなた固有の視軸の癖の結果なんですから。