Another (last?) lot of larger housings in the processing

 完全施工前の大型ハウジングを公開するのは、これが最初で最後になると思います。
入射口はあるが、射出口が無いことにご注目ください。
最終形状が鋳込める、標準ハウジングとは発想が異なります。
 ダイカストの型というのは、単なる鋳型ではなく、注入、排出メカニズムを包含した、総重量100㎏超の、一種の鋳造プラントであり、それを、ダイカスト屋さんのさらに巨大なダイカストマシンにセットして鋳造を行います。従って、型の構造のシンプルさ(複雑さ)によって、型の製作コストが100万円単位で変わって来るわけです。
 限られた資金で、大型ハウジングの型を設計する段階で、排出ピストンが1本(標準ハウジングは3ピストン)で済む方法を独自に考案したものです。写真のように、大型ハウジングは入射軸に対して、完全対称になっています。
 射出口は、私が製作した特殊治具によって、正確に施工できるようになっています。

EMS-UL for the right side (XY adjuster) in the making/ EMS-UL XY調整ユニット(右)

単体EMS-UL(左眼用)のユーザーさんからの追加注文です。
 右用EMSは、当サイトのBINO用EMSセットの価格から単体EMSのそれを差し引いた金額になります。
”高い!”と思われたら、通常の単体仕様のEMSの右眼シフトタイプをお求めいただき、XY機構を自作してください。(自作不可能と分かれば、価格差の意味をご理解いただけると思います。^^;)