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スタックなし。Photoshopのみで加工。
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こちらは、142コマ スタック(registax-6)した後、Photoshopで加工。
スタックによって、彩層面の模様がノイズと判断されて大方消されたように感じる(逆効果?)。
そこは事前の(やるべき)設定があったのかも知れない。
プロミネンスについては、わずかながら効果があったかな?という程度。
しかし、これだけ道具立てを整えたのに、手持ちiPhone撮影の足元にも及ばないのは何故なのか??
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
薄曇りだったため、新規な imaging-system の画角確認のために撮影しました。まずは、太陽のフルディスクが意図した通りに余裕で確保できたことに一安心。
一方で、初めてトライしてみたRegistax-6には落胆。多分、元画像や使い方に問題があるのだろうけど。(31コマ、Registaxでスタック後、PhotoShopで仕上げ。)
下の画像は、31コマの中から選んだ1コマのみを、Photoshopのみで仕上げたもの。残念ながら、今回については、Registax使用の意味がなかった。
こちらは、スタックなしで、PhotoShopのみで処理したもの。残念ながら、今回はこちらに軍配が上がったみたい。
何はともあれ、新たなイメージングシステムが構築できました。太陽のディスクも、ほどよくKiss X8iのセンサー(22.3X14.9mm)に納まってくれたのには大満足です。
画角を確認するために、太陽ディスクの試し撮り。
アチャー!はみ出してる! MK105鏡筒の焦点距離のメーカー公称値は1365mmだが、焦点を外にかなり引き出すので、それより長くなるのは想定済み。1500mmにはなるだろうと思っていたのが甘かった。
EOS Kiss X8iのセンサーサイズ、22.3X14.9mmに納まらない。合成焦点距離は1700mmを超えているみたい。
そこで、レデューサーをセットすることにした。
31.7Φアイピース用のレデューサー(アイピース直結で0.75倍)、通常の向きでセットするとセンサーから離れすぎになり、かつ前に突出するとCOMBO-QUARKとも干渉するので、レデューサーが裏側になるようにセットする。外枠はこちらで製作。
(当然、中のレンズも裏返した。)
↑これが、レデューサーのセット前。
余談になりますが、上の画像の一部を拡大したものです。雨中の撮影でしたが、手すりのネットが写っていますね。上の元画像を拡大して見てください。
これが、レデューサーセット後。約0.42倍で、過剰だ。
そこで、レデューサーをさらにカメラの奥にセット。
レデューサーが簡単には外せなくなったが、専用のアダプタ―としてしまえば問題ない。
これで0.5倍。これなら余裕で大きなプロミネンスも入るし、追尾誤差で画角から漏れる心配もない。
レデューサーをもう少し奥に移動させても良いが、フリップミラーぎりぎりになるのも気持ち悪いので、これでしばらく試してみる。
レデューサーで画角が丸くケラれるのは想定済みで、丸い太陽を撮るのが目的なので問題ない。
画角に対する太陽の大きさの推定