Another EMS-UL SET for Switzerland in the making

Dear client,
Please always keep in touch with this progress corner so that there will be no misunderstandings between us.
 いつも申し上げているのですが、このコーナーで製作工程を逐一公開しているのは、製作者と依頼者の方の間に齟齬を生じさせないためです。製作者と依頼者が同じ思考回路を持っているとは限らないし、言葉使いも微妙に意味が異なるからです。分かりやすい例は、メールもFAXも無かった頃の、下請けさんとの電話でのやり取りです。”幅”、”厚み”、”高さ”等の基礎的な言葉さえ、誤解の元凶になるのです。
 工房のほぼライブ中継を常に注視いただくことで、そうした齟齬を防ぎ、いち早く作業を修正することも可能です。

Framework of another FC100DZ-BINO

 ファインダー台座の底部は、回転(緩み)防止のために、段差加工をします。浅くても、段差があると効果てきめんです。

 説明不要と思いますが、ファインダー台座は、上の2つがファインダー用、下の2つがハンドルユニット用です。ハンドル用のアリガタは、意図的に最小のクリアランスになっているので、最初は少し着脱の練習をしていただいた方が良いでしょう。(特にウェイト付の方)

The Sun of this morning(6/04) by MK105-BINO

9:33 AM

今日も完全に晴れる瞬間を待つのですが、薄曇りは完全に晴れてくれません。
MK105 + EMS-UL + COMBO-QUARK + LAVENDURA-40mm で、ノースタック、手持ちiPhoneですが、完璧に晴れたら、もう少し追い込めると思う。

The framework of another FC100DZ-BINO

 奇しくも、この方も、前回のY&Kさんのように、時間差で鏡筒を調達されたために、(Moreblueさんの)バンドが新旧になりましたが、むしろ幸いで、Yさんのアイデアを拝借して、新旧を交差合体させて、D(鏡筒間隔)の最小化を図りました。(次の写真をご覧ください。)

色が薄い方が旧、濃い方が新タイプなので、合体の様子がよく分かると思います。

 さらに、前回同様、アリガタのバンド接合部も2mmずつ段差加工をして、合計で4mm Dを短縮しました。