SED60-BINO in the making-8

実視テストと重心位置の把握のために仮組立。
光軸初期調整が拍子抜けするほど簡単、狙い通り。
また、これほど快適な目幅調整は未だかつて体験したことがない。
重心位置が合焦ノブ付近になるが、これは極小口径BINOの常。(普通は対物側のトップヘビーに悩まされる。)

重心位置が把握できたので、これから底部にアリガタをセットする。
運搬用取っ手同様。

BINO化のための基礎構造の追加重量ですが、限りなく0(ゼロ)に近いことがお分かりになるでしょうか。
502g – 304g = 198gが追加重量です。 198gのフレーム構造!

The Sun of this morning(6/10) by MK105-BINO

9:13AM

久しぶりに晴れたので、観てみましたが、薄曇りが晴れることはなく、最悪の条件でした。

11:09AM

昼前になって少し晴れて来たので、しきり直し。
 プロミネンスは見えるようになりましたが、彩層面は大差なし。^^;

SED60-BINO in the making-2 (Double-thread screw for the IPD adjustment)/ 目幅調整用2条ネジ

 フォーカシングも同じですが、調整ネジは、ゆっくり動けば良いというものではなく、適当なスピードがないとピントの山が見極められないのと同じで、1回転で何ミリ進むか?というのが重要になります。
 通常のM10ネジはピッチが1.5mmでリード(1回転で進む距離)も同じ1.5mmです。ノブ径にもよりますが、手を持ち替えないで回せるのは半回転ほどなので、1回ねじっても0.75mmほどしか進まないのです。
 写真のネジはM10の2条ネジなので、リードが2倍の3.0mmになります。