Sun-spots of this morning by MK105-BINO

 よく晴れたので、今日は倍率を上げた(SVBONY 8-24mmの12mmくらい、135X)けど、シーイング悪し。掲載を躊躇したけど・・・。
 倍率を上げると、前の国道53号線を通る車の振動が邪魔になる。横着な道具立てでの撮影の限界かな? それでも眼視ではかなり見えてた。
 また、射出瞳が1mmを割ると、アイピースのゴミも目立って来る。(眼の異物もね。)

4-pcs. of EMS completed !

Left one is the EMS-UL, the right 3 are the EMS-UMA.
Note that the fundamental light-path difference is only 12mm.

左のがEMS-UL、右の3つがEMS-UMAです。
基礎光路長(スリーブ長を除く)が12mmしか違わないことにご注目ください。

The best but the coldest night with the 20cm-BINO; BY Ichiro-san/ 最低気温の最高の夜(20cm-BINO)

またまた、貴重なご体験をご自身のブログでシェアしてくださいました。

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
 大口径ドブでの遠征観測はすでにマニアに浸透して来たようですが、20cmの屈折式のBINOをこれほどの稼働率で運用しているのは、多分、世界広しと言えども、彼だけだと思う。
 観測を楽にする工夫はもとより、防寒対策まで、非常に価値ある情報をご提供いただきました。

The crucial knack of adjusting Binoscope / 光軸調整の究極のコツ

“The eyes are the windows of the mind.” is the famous old saying.
So, it is very difficult for you to doubt what you are seeing.
The merged image of the Binoscope will give you the upmost satisfaction and thrill.
But, are you really sure your eyes are perfectly parallel with each other?
Now, I will show you the cructial technic to check the parallelism of your visual axis.
It is quite easy.
Just go back from the eye-lenses so that the distance to your eyes about 30cm.
If your adjusting of your binoscope is perfect, you will see the merged Ramsden circles with the targets at the center.
But if you were seeing the binoscope with some congestion, you will lose one of the target from the Ramsden circle.

 大きい外円が視野円、小さい内円が射出瞳、水色の三角形がターゲットとお考えください。
上手の状態が完璧な光軸状態であることは、皆さん、よくご承知のことと思います。
このような完璧な光軸状態で、眼をアイポイントから30㎝くらい離すと、2つの射出瞳が融像して一つに見え、さらにその中心(あるいは相対位置)にターゲットが見えます。

 しかし、BINO初心者の大半は、上手のように、大なり小なりの輻輳をして見ています。
この例のように顕著だと、片方の射出瞳からターゲットが完全に消失しています。
 逆に言うと、最初から眼をアイポイントから30㎝くらい離してから、融像した射出瞳の相対位置にターゲットを置くように調整すれば、完璧な光軸調整が実行できる、ということです。

 フォーカシングが迷う人はほとんどいないと思います。
それはなぜか?
 それは、ピントのインとアウト、あるいはオーバーとアンダーが理解できているので、その中間に必ず存在するジャストピントに合わせられるのです。
 光軸調整もそれと同じで、天地、左右それぞれのオーバーとアンダーが明瞭に理解できていれば、全く怖い物はなく、それが曖昧である間は正確な調整は期待できません。

Another EMS-UL SET in the making

The D is the most important measure when you order the EMS SET.
The change of the D will not be accepted in the course of making.
The standard D of EMS-UL with IPD-Helicoid is 160mm.
If you change it to 172mm,for example, the extension tubes should be added and the three set screws at the end of the first unit will be dummies.

製作が進行してからのDの変更は困ります。
ヘリコイド仕様のEMS-ULの標準D=160mmです。たとえば、これを途中で172mmに変更するとしたら、延長管が必要になり、さらに接続方法が変わるので、第1ユニット出口側端面の3方のセットビスがダミー(穴塞ぎ)になってしまいます。

Shorter 2” sleeve of 48mm (Normal=58mm)

今までは、ご要望に応じて標準品(58mm)をカットしていましたが、ボトム再度の真鍮割りリングも排除していました。(その他、カット面のアルマイトはげ)
 今回は、2”スリーブの新ロット発注の際に、一部を最初から短くしてもらいました。(数量に限りあり)
 標準より10mm短いだけで、真鍮割りリング仕様は天地共標準仕様と同じです。僅かに合焦しないケースで、有効かと思います。

Trimming of NAV12.5mm for the smaller IPD

ラバー装着状態で、普通に接触調整するとIPD≒63mm。
従って、目幅≧63mmであれば問題なし。
63mm>目幅≧61mmなら、ラバーを外せば使えます。

目幅<61mmだと、トリミングが必要になります。
 今回は、目幅=59mmまで対応できるようにしました。