APM120mmSD-Binoculars on the One-Arm-Mount arrived yesterday.
It was more than “Splendid” for its price. There was nothing to be nitpicked.
It offered the flawless terrestrial view and the flying crow appeared over my head by chance seemed to be locked on the field by the smooth operation of the mount.
付属の18mmで地上風景を見る限り、この価格にしてこれ以上を望む理由がない見え味。当然ながら、色収差の片鱗も伺えず、抜群の抜けの良い視界です。
偶然頭上に飛来したカラスを追うと、ロックオンしたかのうように静止して見え、カラスの表情まで伺えました。中軸アームマウントの操作性の良さを物語っています。
ご承知のように、この双眼鏡は31.7アイピース用ですが、射出窓径はほぼ差し込み径一杯ほどあるので、バレルが外せる正の2インチアイピースであれば、接眼ヘリコイドの外径に被せるスリーブを製作することで(合焦条件さえ合えば)使用することができます。正視眼(もしくは矯正眼)であればMASUYAMA32mmで無限遠にピントが出ます。ケラレはほとんど気にならないレベル。(ちょうど、EMS-UMに使用した時と似ています。)
なぜヘリコイドの外径に(2インチ)アイピースを被せても良いかというと、この双眼鏡のヘリコイドが回転式のシンプルな物だからです。(改造)2インチアイピースを接眼ヘリコイドに被せた後は、アイピース自体を捻じれば合焦操作が可能になるわけです。
(視野環径47mmのアイピースを射出窓径約30mmの双眼鏡に使用して、なぜほとんどケラれないか?ですが、それは全く不思議はありません。F値の小さい望遠鏡ではよくあることです。長くなるので説明は省きます。)
私が市販の大型双眼鏡の取扱を開始したことについて、不思議に思われるかも分かりませんが、このAPMの90度対空双眼鏡は、稜線外し(倍幅)アミチプリズムに目幅調整用のロンボイド(菱形)プリズムを組み合わせた、合計4回反射のシンプルな正立光学系を用いており、まさに私のポリシーに合致していたからです。
EMS-BINOのプリズムVERSIONと言って良いくらいです。
この後、操作ハンドル、ファインダー、タブレット等をセットする汎用台座をセットし、エンコーダ内蔵の水平回転部と傾斜センサーによる導入支援を整えたら完成です。(フルセット、及びOPTION価格等はいずれ公開いたします。)