ハイランダーでは、マウントホルダーを双眼鏡側に常設しますが、小型EMS-BINO用の汎用モデルでは、発想を逆転し、 軽量マウント側にホルダーを常設します。 ホルダーの天には、アリガタをセットしておきます。
BINOのフレームにアリミゾを装備し、一体のBINO本体をそこで着脱、かつバランス調整(前後)をします。 フリクション調整ネジは、写真では臨時的に キャップボルトを使用していますが、使い勝手を見ながら、ローレットネジまたはクランプレバーと交換します。 BINOのフレームの天には、15cmF5-BINOと同じ(少し短い)取っ手を 取り付けます。 ジョイント板のUカットは、右端の写真のように、天頂時に垂直回転軸アーム(ブラケット)と干渉しないためです。前のジョントにはUカットは不要ですが、パーツを共通化することと、 軽量化のためです。
Mount holder of the compact center-mount / マウントホルダー(ハイランダー用軽量架台)
130EDT-BINO(中軸式架台仕様)続報
こんにちは、以前130EDT-BINO(中軸架台)を作製いただきました奥田と申します。 大変ご無沙汰しております。その後お変わりはございませんでしょうか。 「製作状況速報」で紹介され、次々に新たな技術や工夫が実現されていく中軸架台 について「まだこんなにも進化する余地があったんだ」と楽しく見せてもらってい ます。
さて私の方は、大型双眼鏡(←この架台も松本さんに作製いただきました)や大口 径ドブソニアン等に浮気しながらも、たまに(!)星見遠征をしています。 この3連休(10/10-/13)も星見遠征をしようと思っていたのですが、どうも生憎の 曇天続きになりそうだったので、思い切って金曜日(10/9)の深夜に片道3時間弱 をかけてとある山の中の星見スポットの駐車場へ出かけてきました。相棒は久しぶ りの出番となった130EDT-BINOです。
仕事から帰ってからバタバタと無理して出かけた甲斐もあり、大変満足できる星空 に出会えました。これまで幾つも感動をもたらしてくれた130EDT-BINOですが、この 夜の遠征は今まで以上に「光学性能」及び「双眼視」の素晴らしさを感じることが できました。‥というのも、きっと集光力や解像度に関しては130EDT-BINOの何倍も 高性能と思われるドブソニアン(単眼視)との比較を体感できたからだと思います。
西の空には夏の天の川の残骸、東の空は冬の勇者が昇って来る前という、賑やかさ という点では一寸さえない秋の星座でしたが、そんな中130EDT-BINOは威力を発揮し てくれました。
《M33》
「明るく大きな銀河なのに望遠鏡で見るとがっかり」という表現の多い渦巻き星雲 ですが、実はこの夜はじめて腕をウネウネ(?)しながら渦を巻く様子が確認でき ました。たまたま現地でお会いした方にも見ていただいたのですが「これ程ハッキ リと渦を巻く様子は初めて見ましたよ」と高評価 ^^)v 事実、以前ドブソニアンでも見ましたが、その時は大きく広がっている様子は確認 できるものの渦を巻く腕を確認するには至ってませんでした。これは双眼視による 効果が大きな気がします。
《M31(M32、M110)》
これも超メジャーな割に、いま一つ望遠鏡を通して見ても「感動」が少ない対象の 一つです。少なくとも個人的にはそう思っています。きっとネット上にアップされ ている素晴らしい写真とどうしても比較してしまうことがその原因であると思いま す。しかしこの夜、130EDT-BINOで見たM31はこれまでのものとは全く違いました。 中心部分の明るいところだけでは無く、どこまでも星雲が広がる様子や暗黒帯(?) そしてその暗黒帯に沿ってガスがモワモワと波を打つような様子もくっきり見えま す。また伴銀河であるM32やM110も濃く見ることができ、御本尊(M31)単発ではな く3銀河まとめて楽しめました。
《NGC7293》
水瓶座ということで、ただでさえ低空の上に時間的にも厳しい条件の中、ぽっかり 漆黒に浮かぶ様子は「幻想的」の一言に尽きます。またネビュラフィルタを使って 見ると、大きな光芒だけでは無く濃淡がよく確認できます。 過去色々な機材で見てきたましたが、正直「ドーナツ」な様子を確認するに終わっ ていましたが、実は見応えのある対象であることを再認識できました。
その他
薄明までの短時間でしたが色々な対象を視野に入れて楽しんだのは言うま でもありません。ただメジャーでありながらもこの夜改めて大きな感動を受け、こ れまでの印象がガラリと変わった対象を紹介させていただきました。
当然のことですが、球状星団や暗い銀河に関しては大口径ドブソニアンに軍配が上 がるのでしょう。ただ「星々の合間に”自然”に浮かび上がる星雲・星団」を眺める のは絶対”双眼望遠鏡”であり”正立像”であると思います。何より「綺麗」で何より 「楽しい」と感じざるを得ません。
決して「手軽」とは言えないサイズのBINOではありますが、やはり元々期待してい た、”一寸運搬に苦労しても、現地で「高い質で満足できる遠征」” という目的を キチンと達成していることに改めて喜びを感じています。
長文となってしまいましたが、この夜の遠征成果、そして喜びをどなたかと共有し たく、久しぶりにメールをさせて頂いた次第です。
失礼いたしました。
追伸; あと、一点コメントし忘れていたことを思い出しました。 前回の130EDT-BINOのレポートで、鏡筒の取り付け方法に関して、 「鏡筒の脱着については一寸だけ改良ポイントがある」 旨のレポートを書かせていただきました。 しかし実際にはこれは完全に”慣れ”の問題であり、現在全く問題 無い上に、「安全」かつ極めて「スムーズ」に鏡筒の脱着が行え ていますことも報告させていただきます。
東京都 奥田浩
奥田さんの過去の投稿;
ケアンズ日食と90度対空双眼鏡 (2012年11月16日)
130EDT-BINO(中軸式架台仕様) (2013年9月8日)
Comment by Mtsumoto /管理者のコメント;
奥田さんが2年ぶりに130EDT-BINO(初期中軸式架台)の続報をくださいました。
このBINOの製作記事は、製作情報速報の2012年5/23~8/2の間に掲載しております。 CNCフライスを導入してから比較的日が浅く、アマチュア的な、労苦を厭わない^^;発想で製作した、最後頃の製品と言えると思います。 長期間を 要した、苦心の作品でした。 それだけに、長期間に渡って愛用してくださった証の続報をいただきますと、感動ひとしおで、またBINOを作り続ける エネルギーを充填いただいたような気がいたします。
これが、中軸式架台の垂直回転部にエンコーダを仕込んだ最後のモデルとなりました。 現在の中軸式架台は、傾斜センサーの開発により、垂直軸の エンコーダが省け、ずっとシンプルな構造になっています。
奥田さん、この度は、また、素晴らしい続報をありがとうございました。 続々報もお待ちしていますので、またぜひよろしくお願いいたします。
77EDⅡ-BINO(自作)F2W経緯台(スカイツアー付)
2015年6月
【眼視にハマる】
昨年頃から星見に双眼鏡をよく使うようになりました。C8EX+双眼装置(95倍)、 77EDⅡ+双眼装置(38倍)等、眼視に目覚めたと言いましょうか、きれいな星を観る のが楽しいんですね(^o^)
双眼装置では低倍率で天の川をなめまわすこともできず、裏像でもあり、松本さん のEMSしかないと思った次第です。もちろん既成の双眼鏡の候補もあったのですが、 2インチのアイピースが使えないということで没となり ました。
2015年9月
【77EDⅡ-BINO 自作】
77EDⅡ-BINO を作るにあたり考慮したこと
・重量は6kg以下→軽い→稼働率UP!。
・15倍で天の川くだり。
・F2W経緯台(スカイツアー付)に搭載。
・F2W経緯台-簡単な脱着。
【EMS等の発注】
上記をを考慮してEMS-ULセット(ヘリコイド付き)を発注しました。何日かしてEM S-ULセットを受け取りに鳥取に行き、鏡筒の平行の出し方、EMSの調整法等を 松本さんから教えていただいて帰りました。
発注していたボーグの直径80mm-長さ150mmの鏡筒とヘリコイドMも届き、組み立てに入りました。
【組立手順】
1.F2W経緯台にビクセンのプレートホルダーを90度回転して取付(1/4ビス1本)。
2.アリガタに左鏡筒を載せ直角に固定(1/4ビス1本)。
3.160mmの間隔で右鏡筒を載せました。
4.鏡筒の平行度は松本さんから勧められた傾斜計を購入し、0.1度以内に収まるよう何度も調整し直しました。
5.EMS、左右を2インチアイピースホルダーSに固定。
このアイピー スホルダーS【7508】は挿入端部内径の不要なネジ部が長く(その分、ローレット止めネジが想定位置よりも随分奥になる)、EMS固定しても安定が悪かったのですが、松本さんがその場で不要なメスネジ部を5mmほどと削って(削除して)くださいました。目の前で旋盤にセットして削って頂いた訳ですが、いやいやその早さ、技術の高さには感服した次第です。
もちろんEMSの固定強度も増しグラグラもありません。松本さんその節はありがとうございました。
7.木製のハンドルも自作し取り付け、バランスを見ると思ったとおり取れていませ んでした。松本さんとも改造の話しもお教えいただいたのですが、ここは私なりにバランスウエイト(ありあわせ)をアリガタの下に載せてみました。これが大当たりで見事にバランスしてしまいました。ただ、重いアイピースを載 せると手前が重 くなってしまいます。
6.EMSの調整を行いました。33mmアイピースをセットし山の木を導入し後、教わったとおりにアイピースから眼を離し、 上下、左右の調整を行いました。調整はあっという間に終わってしまいました。 銀ミラーも素晴らしいのですが、EMS調整の簡単さにも感激です!
7.コスモ工房さんに依頼していた特注アリガタが出来上がりましたので、組み付けました。 鏡筒を直角に1/4ビス2本で止めるようにしたものです。もちろん幅は160mmです。
8.組み立てが終わり重量を測定してみますと、アリガタから上の重量が当初の目標6kgより1kgも軽い5kg(アイピースなし)でした。 5kgってひょいと持てる重さなので、今でも取っ手の必要性をまったく感じません。
また、アリガタを横配置にして鏡筒を載せただけの単純な構造なのですが、思っ たより強度があるようでひずみ等はまったく感じません。
9.最初はEMSで自作など出来るのかなと思っていましたが、案ずるより産むが易しで、 当初の目標も達成でき、楽しみながら組むことが出来ました。
将来的には対物レンズ口径のUP、ヘリコイドMをマイクロフォーカス接眼部に交換等を考えています。
最後に松本さんをはじめUSER’S REPORTを書いてくださった皆様、コスモ工房様、 この場を借りましてお礼を申し上げます。
【ファーストライト】
9月18日夜、いつも行く備前市八等寺にてファーストライトしてきました。 この日観望した星雲星団で特に綺麗だったもの
15倍 ウイリアムオプティクス 33mm 72°アイレリーフ25mm
二重星団(広視野の中に全体が見渡せ、ひときわ鮮やかで気持ちが良い)
M31アンドロメダ大星雲(どこまでも広がっている様相で宇宙の不思議を感じる。
また、伴星のM101、M32もしっかり見え、うっとりしてしまいます) 天の川を振り回していると、宇宙酔いしそうになりました(笑)
24倍 ペンタックス XL20 20mm 65°アイレリーフ20mm
二重星団(星に遠近がある ように感じました)
NGC 457(ET)おどけた形がかわいい。
ビックリ!網状星雲がノーフィルターで何とか見えました。 (見えない人もいました(笑)
48倍 ペンタックス XL10.5 10.5mm 65°アイレリーフ20mm
アレイ状星雲(ぽっかりと浮かんで見える)
アルビレオ やっぱ美しい!
M13球状星団の分離ができないのはちょっと残念!
10月2日
102倍 ペンタックス XW5 5mm 70°アイレリーフ20mm
この日、特に美しかったものはアルビレオとM22でした。
アルビレオは色がすばらしく際立って特に青はいままで見たこともない濃さのブルーでした。 まるで色付けしているみたいに・・・ん?ひょっとしてアイピースで色づけ?ってないですよね。
M22はかなり低位置だったのですが、し っかりと分離しキラキラ光ってみえました。 でも、ちょっと暗いのが・・・
NGC457(ET)は目の前にデーンと大きくきれいに見えました。
M57ドーナツ星雲は中央が抜けていてちゃんとドーナツ状に見えました。感激!
M13はザラザラ感はあるものの分離は何故か今一(^^;
10月3日
まだ明るい時間帯にXW5 102倍で土星を見ることができました。さすがに低い位置 なのでゆらゆらが止まりません。でも土星の縞模様は見ることができました。もっと 高度が高ければカッシニも見えたと思います(^o^)
岡山県 横田
筆者のサイト 星空・風景フォトギャラリー
Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;
Acknowledgment of Matsumoto;
最近、国内の方も自作をされる方がまた増えて来たようで、嬉しく思います。 自作の方では珍しく、仕上ったEMSを当方で受け取りにお見えいただきました。
ご訪問時には、丁度仕上っていたBINOでEMSのX-Y調整の練習をしていただきましたが、眼をアイポイントから 数十cm離して視軸を平行にロックするテクニックをすぐにマスターされたのが印象に残っています。
横田さんは、この度EMSを採用されるまでは、やはりご自作の裏像(天頂ミラーによる1回反射)のBINOを愛用なさっていたとのことで、 EMSに改宗^^;してくださったことを嬉しく思っています。 単眼の場合は、裏像は像が鏡像になるということ(のみ)ですが、 双眼視では、正常な立体視が破綻するという深刻な副産物も甘んじることになります。 裏像(3回反射)のBINO(実際にヨーロッパで市販されている)の信者の中には、 「天体は無限遠なので、裏像はもとより、立体視も関係ない。」と強弁する方もいますが、山の稜線から出て来る(沈む)月や、月の前をよぎる 雲の迫力を知らないのでしょう。
何度か観測してくださったようですが、こらから いろいろと体験されることと思います。 続報を楽しみにしております。 今回はタイムリーなリポートをくださり、 ありがとうございました。
77EDⅡ-BINO(自作)F2W経緯台(スカイツアー付)
2015年6月
【眼視にハマる】
昨年頃から星見に双眼鏡をよく使うようになりました。C8EX+双眼装置(95倍)、 77EDⅡ+双眼装置(38倍)等、眼視に目覚めたと言いましょうか、きれいな星を観る のが楽しいんですね(^o^)
双眼装置では低倍率で天の川をなめまわすこともできず、裏像でもあり、松本さん のEMSしかないと思った次第です。もちろん既成の双眼鏡の候補もあったのですが、 2インチのアイピースが使えないということで没となり ました。
2015年9月
【77EDⅡ-BINO 自作】
77EDⅡ-BINO を作るにあたり考慮したこと
・重量は6kg以下→軽い→稼働率UP!。
・15倍で天の川くだり。
・F2W経緯台(スカイツアー付)に搭載。
・F2W経緯台-簡単な脱着。
【EMS等の発注】
上記をを考慮してEMS-ULセット(ヘリコイド付き)を発注しました。何日かしてEM S-ULセットを受け取りに鳥取に行き、鏡筒の平行の出し方、EMSの調整法等を 松本さんから教えていただいて帰りました。
発注していたボーグの直径80mm-長さ150mmの鏡筒とヘリコイドMも届き、組み立てに入りました。
【組立手順】
1.F2W経緯台にビクセンのプレートホルダーを90度回転して取付(1/4ビス1本)。
2.アリガタに左鏡筒を載せ直角に固定(1/4ビス1本)。
3.160mmの間隔で右鏡筒を載せました。
4.鏡筒の平行度は松本さんから勧められた傾斜計を購入し、0.1度以内に収まるよう何度も調整し直しました。
5.EMS、左右を2インチアイピースホルダーSに固定。
このアイピー スホルダーS【7508】は挿入端部内径の不要なネジ部が長く(その分、ローレット止めネジが想定位置よりも随分奥になる)、EMS固定しても安定が悪かったのですが、松本さんがその場で不要なメスネジ部を5mmほどと削って(削除して)くださいました。目の前で旋盤にセットして削って頂いた訳ですが、いやいやその早さ、技術の高さには感服した次第です。
もちろんEMSの固定強度も増しグラグラもありません。松本さんその節はありがとうございました。
7.木製のハンドルも自作し取り付け、バランスを見ると思ったとおり取れていませ んでした。松本さんとも改造の話しもお教えいただいたのですが、ここは私なりにバランスウエイト(ありあわせ)をアリガタの下に載せてみました。これが大当たりで見事にバランスしてしまいました。ただ、重いアイピースを載 せると手前が重 くなってしまいます。
6.EMSの調整を行いました。33mmアイピースをセットし山の木を導入し後、教わったとおりにアイピースから眼を離し、 上下、左右の調整を行いました。調整はあっという間に終わってしまいました。 銀ミラーも素晴らしいのですが、EMS調整の簡単さにも感激です!
7.コスモ工房さんに依頼していた特注アリガタが出来上がりましたので、組み付けました。 鏡筒を直角に1/4ビス2本で止めるようにしたものです。もちろん幅は160mmです。
8.組み立てが終わり重量を測定してみますと、アリガタから上の重量が当初の目標6kgより1kgも軽い5kg(アイピースなし)でした。 5kgってひょいと持てる重さなので、今でも取っ手の必要性をまったく感じません。
また、アリガタを横配置にして鏡筒を載せただけの単純な構造なのですが、思っ たより強度があるようでひずみ等はまったく感じません。
9.最初はEMSで自作など出来るのかなと思っていましたが、案ずるより産むが易しで、 当初の目標も達成でき、楽しみながら組むことが出来ました。
将来的には対物レンズ口径のUP、ヘリコイドMをマイクロフォーカス接眼部に交換等を考えています。
最後に松本さんをはじめUSER’S REPORTを書いてくださった皆様、コスモ工房様、 この場を借りましてお礼を申し上げます。
【ファーストライト】
9月18日夜、いつも行く備前市八等寺にてファーストライトしてきました。 この日観望した星雲星団で特に綺麗だったもの
15倍 ウイリアムオプティクス 33mm 72°アイレリーフ25mm
二重星団(広視野の中に全体が見渡せ、ひときわ鮮やかで気持ちが良い)
M31アンドロメダ大星雲(どこまでも広がっている様相で宇宙の不思議を感じる。
また、伴星のM101、M32もしっかり見え、うっとりしてしまいます) 天の川を振り回していると、宇宙酔いしそうになりました(笑)
24倍 ペンタックス XL20 20mm 65°アイレリーフ20mm
二重星団(星に遠近がある ように感じました)
NGC 457(ET)おどけた形がかわいい。
ビックリ!網状星雲がノーフィルターで何とか見えました。 (見えない人もいました(笑)
48倍 ペンタックス XL10.5 10.5mm 65°アイレリーフ20mm
アレイ状星雲(ぽっかりと浮かんで見える)
アルビレオ やっぱ美しい!
M13球状星団の分離ができないのはちょっと残念!
10月2日
102倍 ペンタックス XW5 5mm 70°アイレリーフ20mm
この日、特に美しかったものはアルビレオとM22でした。
アルビレオは色がすばらしく際立って特に青はいままで見たこともない濃さのブルーでした。 まるで色付けしているみたいに・・・ん?ひょっとしてアイピースで色づけ?ってないですよね。
M22はかなり低位置だったのですが、し っかりと分離しキラキラ光ってみえました。 でも、ちょっと暗いのが・・・
NGC457(ET)は目の前にデーンと大きくきれいに見えました。
M57ドーナツ星雲は中央が抜けていてちゃんとドーナツ状に見えました。感激!
M13はザラザラ感はあるものの分離は何故か今一(^^;
10月3日
まだ明るい時間帯にXW5 102倍で土星を見ることができました。さすがに低い位置 なのでゆらゆらが止まりません。でも土星の縞模様は見ることができました。もっと 高度が高ければカッシニも見えたと思います(^o^)
岡山県 横田
筆者のサイト 星空・風景フォトギャラリー
Comment by Matsumoto /管理者のコメント;
Acknowledgment of Matsumoto;
最近、国内の方も自作をされる方がまた増えて来たようで、嬉しく思います。 自作の方では珍しく、仕上ったEMSを当方で受け取りにお見えいただきました。
ご訪問時には、丁度仕上っていたBINOでEMSのX-Y調整の練習をしていただきましたが、眼をアイポイントから 数十cm離して視軸を平行にロックするテクニックをすぐにマスターされたのが印象に残っています。
横田さんは、この度EMSを採用されるまでは、やはりご自作の裏像(天頂ミラーによる1回反射)のBINOを愛用なさっていたとのことで、 EMSに改宗^^;してくださったことを嬉しく思っています。 単眼の場合は、裏像は像が鏡像になるということ(のみ)ですが、 双眼視では、正常な立体視が破綻するという深刻な副産物も甘んじることになります。 裏像(3回反射)のBINO(実際にヨーロッパで市販されている)の信者の中には、 「天体は無限遠なので、裏像はもとより、立体視も関係ない。」と強弁する方もいますが、山の稜線から出て来る(沈む)月や、月の前をよぎる 雲の迫力を知らないのでしょう。
何度か観測してくださったようですが、こらから いろいろと体験されることと思います。 続報を楽しみにしております。 今回はタイムリーなリポートをくださり、 ありがとうございました。