It is a great accomplishment of this test that a Binoscope using a pair of SWAROVSKI-ATX95 is proved to be definitely possible.But the back-focus available is rather short and we should trade off some conditions.At first, 31.7mm(1-1/4inch) adapter sould be made low profiled, and the dust filter should be eliminated so that the end of the eye-piece barrel will not hit the filter.Still doing this the focus margin is so small of a few milimeters, that some of the eye-pieces might not make focuses especially when the user has a strong myopia.So the “A” in the left photo should also be cut short by 6mm or so. But if A is cut short by 6mm, this EMS will have direct connection only with Swarovski.
EMS-USを新たに作るのももどかしく、20年前に10㎝F5-BINO用に作っていたEMS-M(実際は基準より大きなミラー)を急遽接続してみました。挿入バレルは挿入長12㎜の短いタイプ(接眼側のフランジと同じ物)に交換しています。 昨日、手持ちで確認した時の余裕の感触から、まずは、最初から極端な光路長の短縮を目指すのではなく、EMSの2インチ差込仕様を残して、交互に天体望遠鏡にも普通に使えるようにしてみました。 31.7アダプターだけは10mmほどLOW-PROFILEにしています。
その結果ですが、標準ピント位置のPL25㎜で正視状態(完全矯正眼)での無限遠の余裕がわずか2㎜程度でした。 もっともこのEMS-Mは、標準よりもスペーサーを2㎜足しているので、余裕は4㎜ということになります。 多くのアイピースに対応することを考えると、やはりEMSはSWAROVSKI専用にすべきのようです。2インチ差込にこだわらずに、SWAROVSKI専用にする場合は、左の写真のAをさらに7㎜ほど短縮できます。 さらにEMSのハウジングを加工することも奥の手としてありますが、これは少々面倒なので、なるべくやりたくありません。^^;(Bを短縮すると、防塵フィルターを撤去する必要があります。)
ともかく、SWAROVSKI-ATX95でEMS-BINOが構成できることが検証できたのが、今回の実験の大きな成果でした。 ブラケットが360度回転(しかも軸精度が良さそう)すること も分かり、中折れ式に近い目幅調整も可能のようです。 この超軽量な対物ユニットには対物レンズの他に、インナーフォーカス機構と鏡筒回転装置が含まれて いるのですから驚きです。
(TOA150-BINOの方も決して休んでいるわけではございません。 センターフォーカス用の機械部品の入荷を待っているのですが、連休に入ってしまいましたので、入荷は休み明けになりそうです。 うまく行けば、今後のEMS-BINOの主要な合焦手段となると確信しています。)