20cmF7-BINO / 見果てぬ夢とロマン!双眼望遠鏡 by Ichiro-san in Kanagawa Prefecture (神奈川県の Ichiro さん)

Here is the link of his Blog.
Ichiroさんのブログ記事にリンクを貼らせていただきました。

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;
 Ichiroさんは、初心者を標榜する謙虚さをお持ちながら、物を見る目の感性には非凡なものをお持ちだ。
 それから、分からないことをそのままにされない。理解できるまで何度も質問し、食い下がって来られる。だから、速やかに認識が共有できる。
 20cmBINOをお引渡ししてから、2か月にも満たないのに、凄い稼働率だ。私の手元にいた3年間よりも、はるかに稼働している。相応しい方の元に渡ったと思っている。

First-Light report of VERSION-11 of 15cmF5-BINO by Mr.S in Okayama pref. / 早々にファーストライト(岡山県S様)

 15cmF5-BINOのVERSION-11 一号機、昨日(10/29)当店でお引渡ししました。
 ファーストライトのご報告は帰宅されてから数日後くらいに思っていたのですが、何と、帰路に星見サイトに立ち寄られ、初観望のご報告をいただきました。
 以下、いただいたメールからの抜粋です。

前略、
 帰りは、 津黒いきものふれあいの里の駐車場で、ファーストライトを楽しませていただきました。

● そうだったんですか? 素晴らしい!
    夕方には、そろそろ帰宅されているかな?と思っていました。

  薄明りの中、上下のバランス取りで少し戸惑いましたが、 アリミゾのセット位置を少しズラし、丁度良い所で設定できました。 他は大した問題もなく、すんなりと・・・東西2本のLEDの街灯が恨めしい・・・

● さすがですね。 当方で何度も鏡筒着脱の練習をしていただいたこと、正解 でしたね。^^

  アイピースを変えると、僅かにEMSのXY調整を触るくらい、 ある程度まで近づくと、頭の中で何が起こっているのか、一瞬で左右の絵が重なります。

● その、EMS-BINOとして当然のことを実際に体験していただいて嬉しいです。皆さん、すぐに当たり前になってしまうのですが、大変嬉しいご指摘で す。 EMS-BINOへの入門を躊躇している方の杞憂の一つに、光軸調整への不安が あるみたいなので、そうした方には、この辺しっかり読んでいただきたいもので す。 光軸ユーザーアジャストの双眼望遠鏡は、未だEMS-BINOしかないですが、 多分、既存のメーカーさんは、ユーザーを信頼していないのでしょうね。

  アイピース32mmで西に落ちかけた干潟星雲からオメガ星雲、鷲星雲、近辺の散開星団をひとなめ、 少し離れて、リング星雲にアルビレオ、カシオペア近辺の、散開星団やら球状星団やらとりあえず沢山・・・ アイピース9mmでの球状星団、どれも私の目に色収差は殆ど気になりません。

● そうなんです。 昼間の景色対象でも色収差はほとんど気になりませんか ら、DeepSkyなら、楽勝なんです。その辺、メーカーさんにも再認識してもらい たいものですね。大口径(15cm以上)短焦点アクロマートの選択肢があまりにも 少ない。(つまりこの15cmF5鏡筒の存在が貴重だということ。)

 アイピースを13mmにして二重星団、ため息が出るくらい美しく、椅子に座ってずっと見ていました。 しかし、ここは標高500mを超える山奥、10月の終わりの星空は9時を過ぎるころからため息でアイピースが曇る曇る、
  マスクをしたり、鼻にティッシュを詰めたり、どうしようもないので息を止めてみたり・・・ とうとう息を止めるのに疲れての撤収となりました。

● 露よけ対策が必要になりますね。

  オリオンが昇ってくるまで頑張ろうと思っていましたが、残念です。 しかし、西に沈みかけたボーデの銀河、東に昇ってきたアンドロメダや二重星団など、 今まで見た中で一番の見え方でした。 アンドロメダってこんなに大きかったのかっ、250mmのニュートンでも見たことない・・・

 15cmF5BINO、双眼天体望遠鏡としての一つの究極の姿を手にすることが出来ました。 大切に、そして、みんなに喜んでもらえるよう使います。 ありがとうございました。 取り急ぎ、無事帰宅の報告まで  岡山県 S

● ファーストライト・リポートに、私も大変興奮しました。
    本当にありがとうございました。

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;
  早々のファーストライト・リポート、ありがとうございました。
 製作の苦労が報われる瞬間です。^^
  続報を楽しみにしています。




TOA130-BINO completion report from China / 完成報告!

Here is the report movie!
動画もあります。↓

https://www.bilibili.com/video/BV1Tb4y1a78v/

Comment by Matsumoto /管理者のコメント;

Congratulations on the great achievement with the fantastic TOA130-BINO!
I will be impatiently waiting for your follow-up report after using it on the real sky!

素晴らしいTOA130-BINOの完成、おめでとうございます!
本当にお見事です。
一通り観望されてからの続報を楽しみにしています。

ETX-125-BINOs by Mr.Rakan E. from NYC !

I finally had the time to assemble everything and I wanted to share some pictures with you: Rakan

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;

Congratulations on the pair of fine Binoscopes completed ,and thank you very much for sharing it with me and the fan of Binoscopes all over the world.
We are also looking forward to reading your follow-up report after using them on the stars.
Thank you again for the fantastic photos!
1台目が完成するとすぐに2台目用のEMSセットをご注文いただきました。
つまり、本プロジェクトが大成功だったということです。

TELEVUE127-BINO on the Center Mount: Follow-Up report by Mr.K.in Fukuoka prefecture / 続報!

Comment by Matsumoto/ 管理者のコメント;

TV127-BINOの続報をいただきました。
AAS-2_R2も初めて試運転され、絶賛いただきました。
“Paradigm Shift” という、大変光栄な一言をいただき、今までの努力が報われ、さらに継続するモチベーションを頂きました。
(いただいた写真に勝手にパーツの解説を記入させていただきました。)

TAKAHASHI-FC100DZ-BINO/ タカハシFC100DZ-BINO完成!(栃木県N様)

 去年の10月に EMS-ULS (R+L pair) 目幅ヘリコイド付 を注文しました。それと同時にタカハシFC100DZ鏡筒2本を発注しました。EMSはすぐ納品されましたが、筒は発注から8ヶ月かかってやっと届きました。
 タカハシは「FC100DZ」を発表したものの、所定の精度のレンズが磨けず、
悪戦苦闘したようです。ようやく最近、受注が再開されました。現在のFC100シリーズは、タカハシにしては軽くて筒も細いので、双眼望遠鏡に適しています。「DF」の方が焦点距離が短くて軽いので双眼望遠鏡向きです。
 EMSも2インチスリーブ用で十分です。でも、「DZ」の方が星像がシャープなようです。
 私はこの筒で直焦点撮影もしたいので、「DZ」で65mmスリーブにしました。(65mmスリーブ用のレデューサーを持っていたりもします)

 FC100DZは、ドローチューブ内径が63mm程度ですが、ドローチューブ後端に72mmのネジがあります。
 そこにねじ込める65mmスリーブを作りました。EMS-ULS+Masuyama32mmで、ドローチューブが2cmほど出たところでピントが合います。鏡筒を短く加工する必要はありません。これだけ余裕があれば、どのアイピースでもOKでしょう。
 架台は iOptron AZマウントPro + リンクス製ブラケット + リンクス製ポータブルピラー脚。
 ブラケット天板にフライスで2本の溝を掘ってもらい、そこにアリガタレールをはめ込んで平行を出しています。
 アリガタ上面からボルトを入れて、天板下側でナットで締めています。当初は、撤収時は鏡筒を1本ずつ外すことを考えていましたが、
それよりも天板ごと外して、2本1セットで持ち運んだ方が楽だと思いました。合計8kg程度なので、老人になってもなんとか運べます。

 iOptron AZマウントPro を使ったことがない人は、これの使い勝手がどうなのかを知りたいと思います。
 結論から言うと、10cmまでの双眼望遠鏡での観望や13cmまでの屈折鏡筒での観望や写真撮影をするには、最高の架台です。

 架台の電源を入れると、自動的に鏡筒が天頂を向き、水平回転軸が360°回ります。その間にGPSから各種設定情報を取得します。
 1回転した後、そのとき地平線上にある一番明るい天体(太陽以外)の方を向きます。このとき多少ずれているので、ハンドボックスでその天体を視野中央に入れます。これでアライメント完了。この後は、ハンドボックスに目的の天体を入力するか、選択肢から選べば、自動でそちらを向いた上で自動ガイドに入ります。
 また、この架台はWi-FiでiPadやiPhoneにつながるので、それらにSky Safariを入れておけば、星図画面にタッチするだけで自動導入できます。
 自動導入した天体が視野中央からズレていたら、ハンドボックスで中央に持っていってアジャストすれば、そこから次の天体に行くとき、正確に向いてくれます。

 写真を見てわかる(?)と思いますが、電源ケーブルがありません。架台にバッテリー内蔵で、フルチャージしておけば、一晩中動き続けます。
逆に、ACアダプタをつないだまま使うと、ACアダプタのケーブルが脚に巻き付いて、ケーブルが切れるかコネクタが折れます。
 この経緯台は、上下回転軸のクランプはありますが、水平回転のクランプはありません。つまり、水平回転はモーターで回すしかありません。
しかし、モーターの回転スピードは10段階(9段階?)で簡単に変えられて、最高速で回せば、手動で回すのと変わらないくらいの速さで回ります。
エンコーダーを内蔵しているわけではないので、上下回転軸も、最初にロックしたらクランプを緩めてはいけません。

 先に、写真撮影にも最高の架台、と書きましたが、経緯台で写真撮影? と思われる人がいるかもしれませんね。30秒以内の短時間露光を繰り返し、
それらを加算合成すれば、長時間露出の写真と同等以上になります。経緯台ガイドですから、長時間ガイドになると写野が回転します。
 しかし、ステライメージで加算合成すれば、その際に写野の回転も補正してくれます。私は、そうやって撮影した画像は、写野円1°とか3°とかの円形写野にしています。そうすると赤道儀で撮った写真と何ら変わりません。私がやってみた範囲では、f=700mmで20秒露出程度までは、連続100コマ撮ってガイド失敗ほとんどなしです。

 FC-100DZ BINOで、やっと地上の景色ですが、見られました。とてもきれいな像です。右側EMSの光軸調整ネジも、ごくわずかに動かすだけでOK。
リンクス製ブラケットもポータブルピラー脚も快適です。これで星を見たいのですが、北関東の夜は全く晴れません。

 文章の半分以上が AZマウントPro の紹介になってしまいましたが、素晴らしく便利な経緯台なので、販売終了になる前に買っておいた方がいいと思います。
 松本さんからEMSを購入して8ヶ月かかりましたが、やっとBINOとして使えるようになったので、ご報告まで...
FC-100DZ BINO としてのレポートはまた別の機会に。

Comment by Matsumoto / 管理者のコメント;

 APM175-BINOを始めとした多くのBINO製作のご経験のある、栃木県のNさんのご投稿です。
一般的には、マニアは小口径からスタートして、徐々に大口径を目指すのが通例ですが、一度大口径を達成すると、稼働率の低下から、最終的には少し口径を妥協(中口径?)した落とし所に落ち着くことも多いようです。
 今回のNさんのBINOは、まさしくそうした事例で、皆さんにも大いにご参考になるものと思います。
 架台の”iOptron AZマウントPro”については、私から無理を言って、特に詳細に解説していただきました。
 Nさん、この度は大変意義あるご投稿をありがとうございました。続報を楽しみにしております。