The core parts of the Center Mount in the making / アリミゾクランプの部品

 当サイトをよく見てくださっている方は、これがどの部品か?お分かりになると思います。初期型の中軸架台では、垂直ユニットのアリミゾは無垢材からの削り出しだったんですが、現行の中軸架台は、アリミゾの上下爪を別部品として加工してから組み立てることにし、生産性を飛躍的に向上させています。
 余談ですが、材料の保護シールに印刷してある、A2017というのが、いわゆるジュラルミンで、最高級の素材です。航空機にも使用する高剛性、高硬度の素材ですが、当目的には必須ではなく、しかもアルマイト加工(表面硬度が高くなる)をするので、無駄なコストに見えますが、そうではありません。快削性が高く、削りやすいので、加工時間の短縮と、工具(刃物)の劣化防止に効果があるので、私はよく使用します。

EMS-UM of the black version in the making

黒のハウジング(単体用)がまた払底してしまったので、次を仕込まないといけません。最近、白ハウジングを仕込んだばかりで、休ませてくれませんね。

New Finder-BINO successful !

The simplest Finder-BINO I have ever made!

一般的な8×50mmのファインダーの対物ユニットを使用しました。
MAGELLAN-10mm(100°)で射出瞳径=3.0mmでしたので、この組み合わせでの倍率=16.7倍、対物の推定焦点距離=167mmです。
 アミチプリズムは、KASAI-TRADINGさんの”90度正立接眼部ユニット(ヘリコイド付き)”を使用しました。
 一部加工をしていますが、写真に見えているリング系のパーツ類は全てEMSのシステムパーツを使用しています。ファインダーBINOは多く製作して来ましたが、今回が一番シンプルな構造になりました。
 このセットアップで地上風景を見てみましたが、シンプルな光学系ならではの6度の超絶広視界の抜けの良さに絶句しました。
 ホルダーを工夫することで、メインのBINOのファインダーになりますが、このミニBINO自体が、十分に単独で楽しめる物だということが検証できました。
 野山に担いで行くなら、高級屈折鏡筒1本よりも、このミニBINOの方がはるかに楽しめること請け合いです。

EMS-US SET completed !

 車なら、”自動車学校”というものがあり、検定試験に通った者しか運転できないのだけど、EMSには、EMS学校も検定試験もありません。自動車の場合は、使い方によっては他人を殺す凶器になるので、検定の制度が定着しているのでしょうが、EMSはどんな使い方をしても、他人を傷付けることはありませんからね。
 納品したEMSが最終的にどう使われるのか? 見届けられないことの方が多いのは、実に歯がゆいものです。