Another EMS-UL SET(with IPD-Helicoid) completed !
Another EMS-UL SET in the making
目幅調整用ヘリコイドは、縮退長=わずか22mmでストロークが16mmもあります。縮退長22mmを実現するために、両端部をテーパフランジ構造にしてEMSのハウジングに嵌入するようにしています。
ハウジングの端部の3方のセットビスで固定しますが、そのビスを必要以上に強く締め付けると、ヘリコイドの構成リングを一時変形させることになり、回転が渋くなります。(これに限らず、ネジの締め付けはほどほどに・・・)
Another lot of the Center Mount parts in the making/ 中軸架台のパーツ
Two pcs. of EMS-UL completed !
2 pcs. of EMS-UL for the single use in the making/ 単体用EMS-UL×2
幾度となく繰り返して来た作業です。
たった1枚の写真にも、いろんな情報が含まれています。
Shorter 2″ sleeve
The shorter 2″ sleeve is one of the solutions of the lack of back-focus for your set up.
EMSは実は基礎光路長が極めて短く、さらに接眼スリーブ類が根元から着脱、交換できる構造のため、たとえ標準状態でピントが出ないことがあっても、ほとんどのケースで対処できます。
2”スリーブの短縮は、数ある(バックフォーカス不足の)解決策の中でも、安直で理解しやすい方法です。
さらに、EMSのスリーブ類は、2インチの雄フランジであるフィルターリングに被せる構造なので、2インチ挿入ではなく、内径2インチのキャップ構造で装着物をセットすることも可能です。”接眼部はオス部品を差し込むもの”という固定観念を捨てると、圧倒的な解決策が見つかることもあります。
これは、一つの安直な解決策に過ぎません。
たとえば、正のアイピース(2インチバレル内にスマイスレンズ系等が内蔵されておらず、中空のアイピース)であれば、本来の2”バレルを撤去し、そこに内径2インチの短い被せスリーブをセットしてEMSの接眼フランジに直接セットすれば、超絶な光路長節約も可能です。 実際、それに類似した発想で、以前に、APM120双眼鏡にMASUYAMA32mmをセットするアダプターを製作したことがありました。
概して、マニアさん、ピントが出ない時に狼狽し過ぎです。マツモトに頼めば、ほぼなんでも解決するので、ご安心あれ。