Compact version of the New-Slide-Mount

 当たり面をテーパに加工することで、直角方向のベアリングを省きました。仰角方向の微調整も可能です。(ベアリングは今回はR付を使用)

(左)鏡筒の方向調整の機構です。

Drive shaft holders for the Sliding Mount

私自身が自作マニア出身なので、自作マニアと生産者の物作りに対する姿勢の決定的な違いを、身をもって体験して来ました。
 アマチュア時代は、今作っているその一品を出来るだけ最高に仕上げることしか眼中にありませんでした。小規模ながらも、物作りを業にするようになると、効率と再現性を重視するようになります。
 まぐれでホームランを打っても、何の価値もありません。10回作って、10回とも同じように、しかも楽に仕上がるアルゴリズムを構築しないと持続できません。

New standard of the Sliding Mechanism-2

原理の成功は確認できたので、より量産に向いた設計(&デザイン性の向上)を考察中です。
 よりコンパクトになり、軽量化にもなりました。
 少なくとも、当方の機械環境だと、丸棒から加工する方が効率が良いのです。

組立てみました。
 今回は前部のベアリングホルダーのみ交換しましたが、デザイン的にもすっきりしました。
 手前側のボールローラーホルダーもよりシンプルな構造になります。

これが最初の試作品。