Filter Thread solution for the 70mmED-Cell / 70mmED レンズセルへのネジ切

 要求は単純で、対物の前にフィルターを付けたい、というもの。(たまたま82mmフィルターをAPM120双眼鏡に使用したので、それが使いたかった。)
 しかし、元のセルには、内ネジも外ネジも全くなく、手掛かり、足掛かりが全くなし。
どうしたものか? あれこれ、考えては却下しながら到達した方法が、フィルターのステップアップリングを取り付けること。

82-86のステップアップリングなので、当然、82mmはオスネジになる。82mmのフィルターネジが取り付かないのでは? フィルターを天地逆にすれば取り付きますが、82mmのメスーメスのアダプタ―があるのをネット上で発見。 入荷待ちです。^^

EMS-UL SET for France in the making !

Sorry to be late, and thank you for waiting patiently!

この写真を見て、「あれ、普通のEMS-ULと違うぞ!」と気付いた方は、日頃から当サイトをよく読んでくださっている方です。
 はい、赤い矢印のダミーネジ穴です。依頼者の方が、将来的に目幅ヘリコイドの使用も視野に入れておられ、その時にヘリコイドのセットに困らないように、「それ用のネジを施工しておいて!」というご依頼。 さすがですね。熱意があれば、言語の壁なぞ、何のその、ということね。
 その他、写真には写っていませんが、フィルターフランジの小目幅加工も施してあります。^^

The Plan of the New Universal OTA SYSTEM – 2

 製作工程の合理的なアルゴリズムを構築しながら進めています。やみくもに完成を急がず、市販のアルカパーツ等を賢く使って、極限まで省力する狙いです。パーツが届かないと、先に進みません。
 EMS-ULは、当方のMK105-BINO用を借用して撮影しました。

Proposal of the innovative OTA SYSTEM for the smaller Telescope ! / 小型鏡筒の新提案 !

 プランを図示すると、煩雑に見えるのが残念です。
実際には、既存の鏡筒のステレオタイプから無駄に追加したパーツはほぼありません。

 多くの市販の小型鏡筒には、フィールドスコープ調の首の長いブラケット(底面が短いアリガタになっている物も多い。)がセットしてありますが、無駄に長い首を省き、短過ぎたボトムのアリガタを少し長くし、光学台のように対物ユニットと接眼ユニット(通常は対物ユニットのみ移動させる。)が正確にボトムのアリガタプレート上でスライド出来るようにしたものです。アリガタプレートは天地両面がアルカ規格のアリガタになっており、鏡筒の一部を担う物で、天面側のアリガタが対物、接眼ユニットのスライドを担い、ボトム側のアリガタが鏡筒全体のセット位置を前後に重心移動させるものです。
 ”鏡筒長”という従来の概念がないため、ユーザーの使用環境に応じて常に鏡筒長の最適化が図れ、従来のように、バックフォーカスの確保に腐心する必要がなくなります。

 対物ユニットのスライドがフォーカシングシステムの粗動で、ピントの微調整は、シンプルなアイフォーカサー(すでに完成しています。次回発表します。)が担う算段です。(アイフォーカサーは必須ではないと思いますが。)
 重く高価な繰り出し装置は、重量とコストの肥大を招き、時には光軸トラブルの原因にもなっていたため、思い切って省きました。
 フィルタースロットも必須ではないと思いましたが、後でアイピース 2”スリーブに追加セットすると、アイピースの重心がさらに高くなり、小目幅の制約になる等、せっかくのコンパクトなBINOのメリットが損なわれる懸念があったので、邪魔にならないスロットをさりげなく標準で主光軸側にセットしました。この”フィルター引き出し”は中国製ですが、精度、剛性、操作性とも抜群で、接眼ユニットのメインの構造体になることも確信しての採用です。
 対物レンズは、口径70mmを上限と考えており、今回は、実験的製作のため、コスパの良い、笠井トレーディングの70mmED(F6) を使用することにしました。
(対物ユニットと、接眼ユニットには、それぞれ摺動用の薄い外筒と内筒をセットする予定ですが、末端の接続ネジの加工等はこれからです。)


 フィルター枠とハウジング側の両方の絶妙な位置に強力マグネットが仕込んであり、暗がりでも、スロットに適当に放り込めば、カチャっと定位置に正確に収まります。(あまりに見事で、つい、何度もカチャカチャ遊んでしまう。^^;) スロット幅も十分確保されていて、ちょっとフィルターが厚いと支えて入らない、某国産の製品のようなストレスもありません。
 センター再現性が完璧なので、(現在はまだ市販されていませんが)ごく薄いフラットナーレンズや、エクステンダーレンズ等が将来開発されれば、そうしたパワーがあるレンズも装着できそうです。

Urgent Notice, troubled EMS!

I make it a rule I should respond quickly to the emergency call of the users.
But in often times, my answer mail would be rejected, and recent several emergent client did not receive my answer mail.
So, if you wait my answer mail more than 24hours, please access me by the FACEBOOK ASAP.
If you do not have the FACEBOOKE ACCOUNT, make it right now!

 リミッターをセットする以前のかなり前のEMSのようです。
ご自分であらゆるネジを回して、にっちもさっちも行かなくなられたという、一般的なケースで、緊急にお助けしたいと思っているのですが、返信メールが届きません。
 至急、FACEBOOK(MESSENGER)でアクセスいただきますよう、お願いいたします。

 何かトラブルがあっても、やみくもにいじくり回すのではなく、電話でもメールでもご一報いただくのが良いと思います。


How to use the Gimbal Mount / 固定位置の横シフトの方法!

 昨日は、慌てて手持ちのアルカパーツを重ねて、スライドマウントのセット位置を横にずらしましたが、外部パーツを2つも重ねたため、随分とかさ高になってしまっていました。
 その後、じっくりと検討した結果、最もシンプルと思われる方法に到達しました。 上の写真のように、ジンバル雲台の純正パーツ以外に追加したパーツは、水色の矢印の小さいシューが1つです。

 このシュー↑を1個、追加しただけです。これで、アリミゾの向きが直角方向になったわけです。
後は、スライドマウントのボトムにセットした横向きのアリガタプレートで、フォーク側と干渉しない位置にセットすれば良いわけです。

ジンバル雲台に付属していたプレートを本来とは直角に、目幅スライド機構に添ってセットしました。