類似の注文を同時複数的に受けているので、これがどなた?の分か?分からなくなることがあります。^^;
第一ユニットにダミーネジが出来てしまったのは、中途で標準D(160mm)から指定D(170mm)に変更されたからです。
いつも申し上げていますが、発注当事者の方は、常にこのコーナーを注視していただき、呼応していただけると幸いです。(当事者のアクセスが一番遅いのは何故だろう?)
All the parts for TSA120-BINO completed !
スリップした際の”命綱”も加工しておきました。(赤い矢印)
鏡筒のアリガタには、先端裏側のキャップボルトに3枚のワッシャーを介して浮かせ、同様の処置をしておきました。
SkyRover 8-24 X 50-BINO/ How to use it! /使い方
長年のEMS-BINOユーザーの方が一早く手を挙げてくださいまして、今日、旅立ちます。
あれから、上下調整用のノブを追加しました。
この手のフィールドスコープBINOも、数年来、いろいろと試しまして、一つの方向性が掴めた気がしております。
当初は、最初から接眼部を大改造して、天体用の31.7サイズアイピースが使用できることを優先していましたが、現実問題で、
ここまで究極にコンパクトな双眼鏡をいろいろ作ってみて、ピント位置や光軸個性が異なる複数のアイピースを交換しながら使用するのは、本末転倒であることに気付きました。
前回も、20年来のEMS-BINOユーザーの方に納品しましたが、製作者の意図する使用目的と、ユーザーさんのそれに微妙な乖離があり、十分にご満足いただけた手応えが得られませんでした。
過去の苦い経験から、今回は*アイピースは交換しない。ということで、オリジナルのズームアイピースの範囲で楽しんでいただくことにしました。
EMS-BINOのような、使用中のXY調整機構はありませんが、調整は難しくないので、むしろ初心に帰って、再度調整のコツを再確認いただくのも良いと思います。(本当に理解できていたかの試金石^^;)
左の鏡筒は下からの1点ネジ(1/4インチ)固定なので、自由に左右に振れます。(スプリングワッシャーの範囲で、1/4インチネジはほんの少し緩めに締めておきます。)
右鏡筒は、ほぼ上下調整のみ受け持ちます。初期調整は、鏡筒を目一杯に右に振っておいてから、下のローレットネジの締め具合で上下方向を調整します。
この調整ネジは、BINO使用中にも気軽に使えて、便利かと思います。
あまり必要無いと思いますが、使い慣れるまでは、左右の光軸もご自分の快適位置に調整してください。スプリングワッシャーが微妙に効くくらいに、1/4インチネジを本締めよりも少しだけ緩めにしておけば、左右鏡筒を直接掴んで強く捻じれば、好きな位置に調整できます。筒先を閉じるか、開くかの二択なので、簡単です。 調整した結果、左右の筒先に多少の段差が付いても気にしないでください。
万一、初期の調整に迷ったら、一旦完全分解して構造を確認いただくのも良いでしょう。単純な構造なので、すぐに理解できるはずです。
Sky Rover 8-24X50-BINO
いろんな製造元(というか代理店)から類似の(恐らく同一品)超小型フィールドスコープが販売されていましたが、8-24X50 と 9-27X56 の 2機種の内、どういう訳か、前者がずっと品薄のようで、定価の数倍で流通していたりして手が出ませんでした。後者は、口径56mmですが、鏡筒最大径(対物フード外径)=65mmあって、目幅が大きい人しか使えません。
久しぶりにネットを散策していたら、8-24X50が出ていたので、さっそくポチり。予想通り、最大外径=61mmΦで、これならほとんどの方の目幅に対応します。
今日、入荷したので、さっそく買い置きしていた、ネジ送り台にセットしてみました。
約2.5万円のフィールドスコープとしては十分の性能! これは遊べます。^^
iPhoneで撮った参考写真ですが、あまり意味はありませんね。実際の双眼視の迫力が再現できませんから。
TSA120-BINO in the making-5
前回ご説明したように、左右鏡筒のアリミゾは、上からではなく、下から前後2本ずつのM8のキャップボルトで固定することとしました。赤い矢印で示したバカ穴X4だけで十分なのですが、より初期調整が楽になるように、アジャストネジを追加しました。
左手前の2本のセットビス(イオネジ)は、余裕を見た10φ穴のアジャスト用で、右の水色の矢印の4本のネジ穴は、右鏡筒の上下微調整の押しネジ用です。右鏡筒の微調整は、シムを下に挟むことでも可能なので、この押しネジは必須ではありませんが、あれば便利かと思います。
左のアリミゾが左右に微妙に方向調整が可能で、右のアリミゾは、前方のみ、もしくは手前のみ少し押し上げることが出来るわけです。実際には、ほとんど調整する必要はないでしょう。
Two pairs of EMS-UL SET in the making
魔の連休がようやく明けましたが、取引先の機材屋さんの会長が、75歳で他界されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
TSA120-BINO in the making-4/ Example of the finder base setting/ 90度対空BINOに適したファインダー位置
ファインダー台座(VIXEN)の下駄底をうまく利用すると、たった1本のM4皿ビスでハンドル天面に固定出来、びくともしない。
多分、BINO初心者の方は、ファインダーを望遠鏡の接眼部の極近傍にセットされることを想定していると思う。
実際、望遠鏡メーカー(のほとんど)がその想定で、フォーカサー自体にファインダー台座をセットしていることが多い。
しかし、(経験すれば分かることだが)、90度対空の双眼望遠鏡だと、ファインダーは、ずっと対物寄りで、位置も高い方が使いやすい。 ドットファインダーなら、眼を見口に接近させる必要がないので、尚更です。
TSA120-BINO in the making -3/ The Dovetail-Holder; the annoying structure ! / 迷惑なアリミゾのセット構造!
市販のアリミゾ金具(ロスマンディ規格)は概ねこんな感じで、中央に1/4インチのメネジが切ってある以外は、すべてバカ穴で、上から下の架台等にボルトで固定する前提になっている。 パーツメーカーさんには、BINO用の用途なんて全く眼中にないので、当然と言いたいのだろうけど、この方法での固定だと、アリミゾの向きを微妙に調整したい場合は、修正方向(と量)を明確に把握した上で、鏡筒を撤去し、調整後にまた鏡筒を再セットして結果を見て、完璧でなければ、それを繰り返さないといけず、極めて効率が悪い。
BINO用では、ベースプレートの下側からボルトで固定する方式でないと、初期調整が非常に面倒になる。アリミゾ側に新たなメネジを切れば良いだけのことなんだけど、これほど徹底して多数のバカ穴と肉抜きがされていると、実に迷惑なのだ。^^;
ただ、彼らの浅知恵をかいくぐるのは、私にとっては簡単なことだ。(請うご期待!)
TSA120-BINO in the making – 2 / たかがハンドル、されどハンドル!
このアリガタはましな方ですが、昨今のアリガタ等、肉抜きと穴開けの数、量が半端ではなく、追加工をする者にとっては、非常に迷惑します。
35mmスパンの対穴が多いのは、タカハシの影響で、仕方のない面もありますが、長手の間隔=175mmは何の基準か? この辺、180mmとかにしたい方も多いと思うが?(むしろ長穴の方が親切かも?)
今回のタキゲンの取っ手は、天面がフラットになっていて、アクセサリーのセットにも好都合な物ですが、スパンが188mm。 そのため、際どい追加穴を写真のように施工して対応しました。
パーツメーカーさんは、加工手段を持たない天文マニアに媚びて、超穴だらけパーツを増産しているみたいだけど、逆にマニアを困らせている面もあるね。 それから、あまり言うとまた嫌われそうだけど、大人の趣味として一生続けるのであれば、やはりボール盤くらいは持つべきと思うね。
TSA120-BINO in the making
EMS-UL(with IPD Helicoid)はすでに完成していて、iOptron-HAZ46架台搭載なので、ほぼ作らずにBINOが完成します。フリーで動かせないのは、私的には?ですが、GoToに割り切ると、各所がシンプルになりますね。