Preliminary assembly for the COG and the back-focus measurement.
The IPD-range of 60-74mm is secured with the standard EMS-UL with IPD-Helicoid set. (D=156mm)
Innovation of Astronomical Telescope
正立ミラーシステム(EMS)を開発した松本龍郎のサイト。 たった2回の反射で天体望遠鏡の像を正立像にします。
Tatsuro Matsumoto; Inventor of the EMS, Erecting Mirror System. EMS offers non reversed upright image with no additional undesirable abberations.
Preliminary assembly for the COG and the back-focus measurement.
The IPD-range of 60-74mm is secured with the standard EMS-UL with IPD-Helicoid set. (D=156mm)
EMSは、元来が単体用の正立ミラーなんですけどね。
単体用のミラーとして普及する前に、BINO用のパーツとして有名になってしまった。
業者さんでも、EMSのことを、”御社の双眼装置”と呼ばれることがあり、その方の理解度の低さが分かるのですが^^;、双眼装置というのは、単体の望遠鏡にセットして光路を二分割する、あのBino-viewerのはずなんですがね。
まあ、時事問題の解釈でもそうですが、人間というもの、客観的な真実の解明よりも、自分の信条や利害が優先して、それを追認するデータを集めることに腐心するのが大半ですからね。
相談のメールも、すでに自説を強く持っておられて、それを追認して欲しいのが本音のことが多いので、当方のアドバイスも届かないことが多いです。
当初、BORGの7780と7790を使用する予定でしたが、どたんばでFC76鏡筒のエンド金具内径をくぐらない(ドローチューブが太過ぎた/鏡筒の貫通径が小さ過ぎた)ことが分かり、自前のパーツを製作することにしました。
このパーツがアリガタ、ファインダーベース等を全て担うので、十分な肉厚を確保しました。(鏡筒バンドは使用しません。)摺動クランプは、スリット式にして、剛性を万全にしました。通常の合焦を、アイピース直下のヘリコイド(ストロークが小さい)が担うため、しっかりした摺動メカとの併用が必須と判断しました。
ハイランダー用軽量架台につき、まだご要望がありましたので、4台だけ製作することにしました。これで、製作を当分休止します。
純正架台をお持ちでない場合、簡易ホルダーが必要になります。現時点での簡易ホルダーのご注文は2件と理解しておりますが、ご確認いただけますと幸いです。
(EMSの製作に集中するため、この4台で製作を中止します。ご予約は2台と理解しておりますが、もし他にもご予約の方がありましたらご連絡ください。)
BORGのフィルターBOXは外径>63mmあるため、FC76DC-BINOでは、アイピース直下ではなく、ドローチューブ末端付近にセットすることにしました。
目幅が広めの方であれば、アイピース直下での使用も可能ですが、EMS内の光路長を最短にする意味でも、小型のBINOでは、EMSの向こう(望遠鏡側)にセットする方が良いと判断しました。
また、BORGの標準パーツには、接続アングルの調整に対する配慮はありませんが、回転位置が調整できることも、快適な使用のためには重要な要素なので、フィルターディスケットの開口部の向きが自由に変更できるようにしました。