Innovative Eye-Focuser / BINO用アイフォーカサー(軽量アイピース限定)

Actually, it is not new, but I am posting again after a while.
It works very well with relatively light-weight eyepieces such as under 500g.
数年前に開発したアイフォーカサーを再度ご紹介します。
構造上、偶力が発生しやすいために、1kg級の重量級アイピースには向きませんが、500g程度以下のアイピースであれば、問題なく使用できます。
(当初、例外を探す方(重箱の隅をつつく方)が目立ち、嫌気が差してしまい込んでいた物ですが、まだ少し在庫があるので、再度ご紹介しています。目幅の制約を排除するための合理的な解決策だと思っていますが、この機構に愛着を持って、適した使い方を約束してくださる方にのみ供給したいと思っています。立派なメインフォーカサーが装備されている場合は不要です。事情により、メインフォーカサーを省かざるを得ない場合には良い解決策です。)

Handle Unit (Counter Weight) / ハンドルユニット兼カウンターウェイト

The Center Mount is made so perfect balance of one-finder operation that no heavy armed handle unit is necessary. If you should feel the rod too thin, you must have fastened the mount clamp too tight.
中軸架台が指1本で操作できる完全バランスが確保できるため、ハンドルロッドは必要以上に重厚である必要はありません。

(このところEMSの受注(特に海外)が集中しており、BINO関係の仕事がやや遅れぎみになっていますが、この状況は長くは続かないはずですので、なにとぞよろしくお願いいたします。)

Reproduciblity of the parallelism of the Center Mount / 平行度の再現性(中軸架台)

Here is the reproducibilty of the parallelism of the Center Mount by the movie.
The Center Mount is not the mere mount but a core part that will make a pair of the OTAs into a Binoscope. You can also say that this mount is a part of a binoscope.

中軸架台の(鏡筒把握の)平行度の再現性を示す動画です。 この中軸架台は、単なる経緯台ではなく、BINOの構造部の要を担うパーツでもあるのです。

Function of the IPD Helicoid / 目幅調製用ヘリコイドの意味

Here is the movie how the “IPD-HELICOID” works.

何を今さら、と言った感じではありますが、意外に理解されていないようなので、動画にしてみました。
目幅調製には、この方法と、片方の鏡筒をスライドさせる方法の2種類があります。机上の想像で両者の優劣を判断してはいけません。適材適所に応じて、どちらかの方法を選びます。左右の鏡筒を固定したい場合はこのヘリコイドの方法を、鏡筒を完全固定する必要がない場合は後者の方法を選びます。
ごく大雑把に言うと、小型のBINOではスライド方式に、大型のBINOではヘリコイド方式に分があるかも分かりません。
ことさら、ヘリコイド方式のピント移動を問題にする方もいますが、現実はさほど問題になりません。 なぜなら、目幅を変える時は、観察者が交代する時であり、どっちにしても視度も再調製することが多いためです。さらにプライベートなBINOであれば、全く困りません。不特定多数の人が同時に使いたいのであれば、スライド方式を選べば良いでしょう。

Takahashi-FC100DL-BINO in the planning / FC100DL-BINO プラン中

For the first check for planning the binoscope with this OTA, I checked the back-focus using an EMS-US as a gauge. The result is about 150mm of the back-focus but also found it easy to get another 30mm or more back focus by replacing the end adapter for the shorter one. (The new adapter should be made.)

BINOのプランニングの当初にチェックするのは、鏡筒のバックフォーカスです。EMS-USを光路長ゲージにして測ってみたところ、約150mm程度でしたので、無駄に長い末端アダプター部分を撤去して短い物(別作)と交換すれば、十分なバックフォーカスが確保できることを確認しました。(つまり、鏡筒は切断する必要がないということ。)