Deep Sky Special! 15cmF5BINO VERSION-10

Deep Sky Special! 15cmF5BINO VERSION-10

現実的な重量、価格で、最大の集光力を目指した、低倍・広角EMS-BINOの最高峰!

★大口径かつ軽量コンパクトな、高性能アクロマート鏡筒CELESTRON-Omni-XLT150Rをベースに、主要パーツ(フォーカサー)を交換して大口径低倍広角BINOとして最適化カスタマイズ(素材鏡筒とは別物です)
★最新の中軸式架台を採用し究極の可搬性を実現
★軽量かつ、鏡筒単体着脱、管理で携行性抜群
★限界まで無駄を削ぎ落とた、メンテナンスフリーの過去最高の高剛性★3インチ次世代型クレイフォード式フォーカサー採用
★プリズム系を一切介さない、シンプルな光学系(EMS-UXL)による圧倒的なヌケの良さ
★最新のEMS-UXL(銀ミラー)を標準搭載し、最高峰の明るさ、高コントラストを実現
★90度対空(完全正立像)
★2インチアイピース使用可能(真鍮バンドクランプ式スリーブ)
★大型ヘリコイド目幅調節機構を搭載(最小60(57)mm〜最大76mm ※スリーブ等のトリミングで最小57mm)
★市販の48mm(50.8mm/2インチ用)ネビュラフィルターを装着可能
★各部がモデュール化され、お好みのOPTIONを選択可能、将来的な鏡筒のアップグレードにも対応
★傾斜センサー AAS-2オプション。WiFi機能を内蔵、水平エンコーダーを繋げるだけで天体の導入支援システムを構築可能
★光軸を各自に最適な状態に自己調整可能(快適眼位は個人差があり、それに対応できるのはEMS-BINOだけ)
★L×H×W ≒  870×200×360mm、重量一本につき約8kg。(全体は意味がない)
VERSION9より、中軸式架台の鏡筒単体着脱仕様となっており、今までの一体型BINOのような「BINO本体価格」はなくなりました。各部がモデュール化され、お好みによりOPTIONを選択いただくようになっております。

15cmF5-BINOは、中軸式架台仕様のBINOの一つの応用例に過ぎませんが、少なくとも大型のBINOに関しましては、完成したBINOは当方でのお引渡しを、原則、受注条件とさせていただいております。 EMS-BINOは、従来存在しなかった概念に基く製品であり、実際に本機に触りながらご説明をすることには大きな意義があるのです。文章だけでは伝わらないニュアンスがございます。


主要モジュールの価格 / Price list of the modules


15cmF5(アクロマート)BINO用特化鏡筒×2本 / Customized OTA SET
¥255,000(税込¥275,400)

アリガタ、運搬用ハンドルの精密取り付け、フランジ加工と市販の3インチフォーカサーの取り付け加工を含みます。鏡筒は今後の入手事情やご希望により他社同等品(黒鏡筒等)への変更もあり得ます。中口径、小口径BINOも個別に承ります。


EMS-UXLセット(V10より一律)
¥250,000(税込¥270,000)

低倍視野の周辺光量では、旧VERSIONよりも圧倒的に有利になっています。(対物がF5のため、EMSの第1ミラーのサイズアップの効果は絶大です。純正の内径が細いフォーカサーが使えない理由もこのためです。


MATSUMOTO中軸式架台 / Center Mount
¥92,000(税込¥99,360)

垂直回転軸ユニット(兼鏡筒ホルダー(アリミゾ))を左右の鏡筒の間に配置し、BINO 本体の重心(鏡筒中心ではありません)と垂直回転軸が一致することで、架台メカを極限までコンパクトにしながら必要な剛性を達成しています。鏡筒が単体で保管、運搬が可能で、現場で1本ずつ搭載でき、架台その物も非常にコンパクトに収納できるので遠征にも便利です。
目幅調整はEMSで行うため、BINO台座が不要、左右のアリミゾは完全に平行になっているので、ユーザーサイドでの鏡筒の光軸調整も不要です。
垂直軸クランプが面押しタイプに進化。垂直軸を中空にすることで、さらなる軽量化と生産性が向上。そのシルキーな操作タッチとフルストロークのバランスに皆様、感嘆の声を上げられます。


延長ピラー240㎜/ pillar 240mm
¥12000(税込¥12,960)


ハンドルユニット(兼カウンターウェイト)/ Handle and counter weight unit
¥18,500(税込¥19,980)


傾斜センサー / Altitude sensor
¥32,000(税込¥34,560)

鏡筒に取付けるだけで傾斜角を計測するので、従来のように、垂直回転軸にロータリーエンコーダー取付のためのスペースが不要です。WiFiを内蔵しておりiPhone/Androidと直接接続可能です。


水平軸用エンコーダ
(10,000ステップ)/ encoder (10,000 steps)
¥15,000(税込¥16,200)

垂直回転軸用の傾斜センサーと、この水平回転軸用のエンコーダがセットとして鏡筒が向いている方向を検知します。

(水平軸エンコーダは中軸架台外付けではなく、製作組み立て段階で組み込みます。 構造に詳しい方は後でエンコーダ単体を求められて、自分で(架台を分解して)組み込むことも可能ですが、そうでない方は困難ですので、将来的に導入支援を利用される可能性があれば、最初からエンコーダ付き仕様で中軸架台を注文されることをお勧めします。


SPECIFICATIONS

対物レンズ アクロマート
有効径 150mm
口径比 F5
焦点距離 750mm
目幅調整範囲 60mm(57.5mm)~76mm
正立光学系 EMS
正立系の反射回数 2回
本体重量 15kg
(鏡筒単体分離タイプのため、鏡筒2本分の重量を表記)

CELESTRON-Omni-XLT150R(OTA)SPECIFICATIONS

Optical Design Refractor
Aperture (mm) 150 mm (5.91 in)
Focal Length 750 mm (30 in)
Focal Ratio 5
Highest Useful Magnification 354 x
Lowest Useful Magnification 21 x
Limiting Stellar Magnitude 13.4
Resolution (Rayleigh) 0.93 arc seconds
Resolution (Dawes) 0.77 arc seconds
Light Gathering Power (Compared to human eye) 459 x
Optical Coatings StarBright XLT
Optical Tube Length 34 in (864 mm)
Optical Tube Weight 16 lbs (7.26 kg)

EMSシリーズの第1ミラーのサイズ比較


EMS ミラーサイズ比較


EMS-ULと-UXLだと、これほど違います。第2ミラーと異なり、極低倍広角アイピースの視野の欠けにはあまり影響しませんが、ユーザーには気付かれなくとも、第1ミラーのサイズ不足は口径自体がけられるので、常に最大限を確保するのが正しい選択です。


EMS UXL

EMS-UXLの迷光塗装が施された巨大な銀ミラーと、大型目幅ヘリコイド


ヘリコイド目幅調節機構


鏡筒を固定し、複雑な鏡筒スライド機構を省略する事で、BINOとして高い剛性を達成しつつ、柔軟な目幅調整が可能です。(写真は小型ヘリコイド)

可変幅:最小60mm〜最大76mm
(スリーブ等のトリミングで最小57mmまで短縮可能)

目幅ヘリコイドを調節するとピントの再調整が必要ですが、特に15cmF5-BINOのような大型BINOの場合は、中軸式架台固定+ヘリコイド目幅機構を利用した、強固な剛性のメリットが上回ります。


低倍広角用に特化した対物レンズ(F5)

長い天文マニアの方は当BINOの素材鏡筒のことはよくご存知と思いますが、当時の事情をご存知ない、若いマニアの方や初心者の方のために、説明させていただきます。

EMS-BINOは、従来の大型双眼鏡とは全く異なるコンセプトの製品です。当BINOは、屈折式の天体望遠鏡2本を用いて双眼望遠鏡を構成した製品で、正立プリズムを一切使用しないで90度対空の正立像を達成し、天体望遠鏡本来のクリヤーな像質を全く損なうことなく、双眼視を可能にしたものです。

対物レンズのランクとしては、リーズナブルなアクロマートですが、星雲、星団観望用としては、色収差の問題は実用上皆無で、十分に口径15cmの威力を発揮することは、多くのユーザーの方が多方面で証言しています。この鏡筒は、短焦点アクロマートに対するネガティブな固定観念を覆す見え味です。

望遠鏡の倍率は、対物レンズの焦点距離を接眼レンズのそれで割ったものであることは、初心者の方でもご存知かと思いますが、双眼の場合、低倍広角側では、ある制約があるために、無制限に大きなアイピースは使えません。 理由は複数ありますが、最大のものは、私たちの目幅です。 大半の方(成人)の目幅は58㎜~68㎜くらいの間に集中していますが、目幅より外径の太いアイピースは左右が干渉するため、使用できません。

その意味で、当鏡筒のF5というスペックは、低倍広角を追及する意味で、非常に有利なものであると言えます。
実例を挙げてご説明しましょう。

標準目幅(64mm程度以下)では、最大実視界を得るアイピースとして、36mm72度くらいのスペックの物が眼幅が許す最大のアイピースですが、  このアイピースを、同じ口径(15cm)で、F5(当BINO)の望遠鏡と、F6の望遠鏡に使用した時の射出瞳径と、視野の明るさの指標等を比較してみましょう。

倍率   射出瞳径  明るさ  実視界

F5   20.8倍  7.2mm    52    3.5度

F6    25倍    6mm    36    2.88度

いかがでしょう。 F5というスペックが低倍、広角、明るさの取得において、圧倒的に有利であることがご理解いただけたと思います。


目幅調整範囲

EMS-BINOは、私が1台ごとに製作していますので、1台ごとに仕様の自由度がかなりあるため、 実はスペック表自体が大した意味を持ちません。 つまり、ユーザーさんのご使用環境や好みに応じて カスタマイズできる部分が大きいということです。

目幅もその代表的な要素で、最小目幅については、2インチアイピースを使用する限り、アイピースの外径という制約はありますが、基本的には、制約はないと言っても過言ではありません。 特に最大目幅については、80㎜超であっても十分に可能です。

また、一応60mmを標準仕様での最小目幅としていますが、接眼部の2インチスリーブは外径が59㎜ですので、フィルターリング(防塵フィルターをセットする接眼側のフランジでツバの外径=60mm)のツバの左右の干渉部を0.5㎜削れば、左右の2インチスリーブが接触した状態で59㎜の最小目幅が簡単に得られます。 また、EMSのミラーハウジングは、ダイカストの型の設計段階で、すでに左右の接触部をトリミング していますので、ハウジングの塗装部は一切剥がすことなく、フィルターリングのツバの一部(ハウジングのトリミング位置に相当する部分)を 少しトリミングするだけで、最小目幅57.5㎜まで確保できます。(57.5㎜まで確保する際には、2インチスリーブの一部もトリミングしないといけません。)

この作業は、加工に手馴れた方なら簡単に行えますが、BINOのご注文時に希望されれば施工させていただきます。(OPTION, +¥3,800)

ということで、表の( )内の目幅の数字は、カスタマイズ時のものとご理解くださいませ。


補足事項

この双眼望遠鏡は、天体望遠鏡の使用とメンテに十分な経験を持つハイアマチュアを対象に製作しています。 (ただし、多少の学習と訓練によれば、初心者の方でも十分に使いこなすことができます。)

市販の双眼鏡は、変倍式を含め、ほぼ一体構造のボディーに強固に組み込まれた光学系と共に、突いてもしゃくっても 光軸が狂わないような構造になっています。変倍用のアイピースも敢えて天体用のアイピースとの互換性を排除して専用規格品 を使用しているのが普通です。
それは、上記のような本来メンテフリーの双眼鏡でさえ、正しく使用できない方がある市場の実状を熟知した 光学メーカーの常識的な判断の結果であり、今後もユーザーサイドの光軸調整や、市販の2インチアイピースの 使用を許した双眼望遠鏡は、既存の大手光学メーカーから発売されることはないと断言してよいでしょう。

私は、ハイアマチュアの技量を信頼することで、敢えてそのタブーに挑戦しました。高倍率まで変倍する双眼鏡の光軸ずれへの対応には、剛性や精度を徹底して行くという従来のスタンスでは、コストの肥大化と共に、異なる観察距離への対応等、難題がのしかかります。私は、剛性を追求する代わりに、双方向の調整機構を、しかもX,Yそれぞれの方向に独立的に持たせることでその解決策としました。
鏡筒は市販の天体望遠鏡をそのまま利用し、従って、市販の双眼鏡のようなガチガチの剛性はありません。代わりに、分解容易で、ユーザーサイドでのカスタマイズやupgradeに簡単に対応できるようになっています。 文章にしますと面倒に聞こえますが、最終的にはどなたも使いこなしていらっしゃいますので、神経質になり過ぎる必要はありません。

EMS-BINOは楽器に例えることが出来ると思います。 それを活かすのは奏者次第です。優れた奏者との出会いは、 製作者を奮い立たせます。


受注条件と納期

リピーターの方々には十分にご理解いただいていますが、当方は完全なワンマンショップでございまして、大規模な工場を備えたメーカーでも、また専門部署が整った販売店でもございません。代わりに、私自身が全てに責任を負い、”誠心誠意”を常に心がけているつもりでございますが、一人では対応に限界もございます。
安易に受注を増やし、皆様にご迷惑をおかけしないために、(例外を除き)以下の条件でご注文を承りたいと考えております。

  1. EMS-BINOは、開発以来、使いやすさを追及してはまいりましたが、やはりユーザーの方がBINOの調整、管理方法をよくご理解いただいた上でご使用いただく必要がございます。ご注文いただいてから納品時までに、当サイトの必読事項をよくお読みいただくことを、最初の受注条件とさせていただきます。印刷物のマニュアルはご用意できませんが、当サイトの製作工程を含め、サイト内の情報は全てマニュアルの一部だとご理解いただければ幸いです。
  2. 例外を除き、完成したBINOは、当方でお引取りいただきたいと思います。 例外は、リピーターの方と、ご体調等の障害のおありの方、また先輩BINOユーザーのアシストが常に受けられる環境にある方に限らせていただきます。 また、完成時に説明だけを聞きにお越しいただき、後日BINOを発送する形でもかまいません。
  3. 納期は目安であり、諸々の事情により大幅に遅れることもございます。この点をご理解いただけない方のご注文は受けられません。  また、(1)とも関連しますが、当サイトの製作情報速報を常に(少なくとも数日置きには)ご参照いただき、進捗状況を当方と共有いただけると幸いです。 申し訳ございませんが、細かい進捗状況や事情の変化を個別にご報告できないことが多くございます。
  4. 鏡筒のカスタマイズの結果で余る不要パーツ類(バンド等)は原則お返ししません。また、販売店によって鏡筒に附属する普及品の(BINOには)不要パーツ(天頂プリズム等)も、今後の鏡筒の入手方法によって流動するものですので添付しませんが、その点は不問に御願いいたします。

ご注文方法

  1. お問い合わせフォームにて、ご注文の内容をお知らせください。(optionのご希望も一緒にお知らせください。 また、眼幅(mm)もお知らせください。)
  2. 返信にて、お振込先をお知らせしますので、セット内容にかかわらず、
    30万円を着手金としてお振込ください。ご入金の時点で着手順を割り当てさせていただきます。
  3. 完成直前(1~2週間前)にご連絡しますので、その時点で残金をご精算ください。