The idea of adjust-rings on the eyepiece / 同焦点リングのアイデア

 メインフォーカサーを省きたいことが結構ある。そもそも、無限遠の対象ばかり観察する眼視用の天体望遠鏡に、重厚な繰り出し装置が必要なのだろうか? 業界がこぞってピント位置の統一化をすれば、視度調整はアイピース側に設けておけば良いのではないだろうか?
 鏡筒側は、シンプルな粗摺動機構か、延長チューブを用意しておけば良い。
 今回のハイブリッド-BINOでは、バックフォーカスの成約で、メインフォーカサーは挿入しようが無い。
 さて、どうするか? 
 使用する全てのアイピース用に、ピント位置を調整するための調整リング(同焦点リングをセットしておけば、次回からはピント合わせの作業から完全に開放される。

The notable byproduct of this adjust-ring is to avoid the annoying groove on the root of the eyepiece barrel. 
 この同焦点リングの特筆すべき副産物として、あの忌まわしい脱落防止溝を回避できるという点もあります。 以前にも問題提起しましたが、バンド式クランプが主流となった段階での迷惑な脱落防止溝は直ちに廃止すべきものでした。(ちなみに、MASUYAMA32mmには溝が無い。)