Reform of the old “EMS-ES” / 旧箱型EMS-ESの銀ミラー化リフォーム

I usually reject reform of such old EMS. But I sometimes accept it just out of whim.
ここまで古いEMSのリフォームはお断りすることが多いのですが、依頼者の方の思い入れが伝われば、承ることもあります。もっとも、ミラー厚を厚い方に統一した現在、薄いミラーの在庫が乏しいため、いつまでもは対応できませんが。(31.7バレルはお客様がセットされたものであり、標準は36.4ネジです。)

 

 

アクロバティックなミラー配置にご注目ください。(アクロバットは私のライフワーク。^^;)光路長を極限まで短縮するには、アクロバティックな作業が決め手になります。 ケース内光路長は、ケース角柱の1辺の長さ(50.0mm)と同じです。(EMSの原理を示唆する意義ある数値です。(当然ながら、光軸に平行な入出射光線の経路長は全て同じ。従って、側面の対角線に置いた平面鏡1枚と同じ光路長になる。))  当時、基礎的な機械設備だけのオールマニュアル加工でこれを作っていました。 エコノミータイプとして作った物でしたが、その後の合理化(具体的にはダイカストの導入)で、コストメリットが無くなりましたので、復刻の要望が多い中、敢えて復刻する予定はありません。(ただ、自作的には示唆する物が多く、ご参考になると思います。)