Memory of my Dad (3) (父の想い出(3))

The upper photo: The left is my father and the right, my uncle. The lower photo is a trick one made by them. Their faces are superimposed on each guy..

葬儀の後、従弟が貸してくれた叔父の古いアルバムにも、叔父と父が一緒の写真が多く見付かりました。 下の写真は、若かった2人(写真に凝っていた。)がふざけて作った合成写真。 左右のそれぞれの男性の 顔がそれぞれ父と叔父になっています。^^;

こうして、無二の親友同士に見える父と叔父。 ただ私の記憶によると、必ずしもずっと仲良しではありませんでした。 父は、叔父を終生許していなかったことがありました。 「息を殺して時計の修理をしていたら、”叔父”が札束を持って入って来て、「何をチマチマやっとるだいな。 これを見んさい。」と言って分厚い札束を父の前で叩いて見せたそうです。

きっと、その時のタイミングが父の気に障ったのだと思いますが、おおらかに、「お前、よくやったなあ。」と相手を褒められなかった父。 また、子供じみた自慢を不用意にしてしまった叔父。 ともかく、父はそのことをずっと根に持っていました。^^;

それでも叔父が死んだ時、父は棺に納まってしまった叔父の顔を撫でて、「かわいやなあ、こんなになってしまって・・」 と泣いていました。 しかし、父はその時、すでに認知が出ていて、骨まで拾った叔父(義兄)の死を数日後には忘れてしまい、その後、定期的に何度「叔父さんは死んだよ。」と言っても、「ええっ、死んだのか?」とその度に驚き、最後まで認めませんでした。

ともかく、叔父のアルバムにも、父の写真がずっと一番大切な地位を占めていたことに新鮮な感慨を覚えました。  今頃、父と叔父は真の意味で和解しているのかな??