Example of the rotative device for a binoscope on an equatorial. / モデュール化した回転装置の利用例

I have just received the acknowledge e-mail with some photos from the lucky guy who got the first moduled rotative mechanism for an equatorial mount.He has proved the success of the modularity of my rotative mechanism for a binoscope on an quatorial mount. Because, he could set his EDT80mm OTA onto the system to form an equatorial version of the fine binoscope, just as easily as a piece of cake.

最新型の回転装置を get された方から、さっそく、感激のメールと共に画像が送られて来ました。 全く何の問題もなくEDT80mm(通常は汎用スライドマウントで経緯台モードでご使用;鏡筒は元の段階で40mm短縮加工済み)をセットされ、新型回転装置のモデュール化の成功を証明してくださいました。

モデュール化とは、各々のパーツが光軸精度に責任を分担する方法のことです。従来の考え方は、複雑に組み立てたBINOの光軸の平行度の(誤差の)収支を最終的にゼロにすれば良いという発想でしたが、最近の私の考え方は、構成パーツそれぞれに光軸の精度を最大限確保させる(責任を持たせる)ものです。

たとえば、鏡筒にアリガタを何らかの方法でセットするとしましょう。 そのアリガタが鏡筒の光軸と極力平行になるように、設計上も工作上も(再現可能な範囲で)最大限の努力をするわけです。 他の全ての構成パーツがそういうふうであれば、それらを組み合わせても、BINOに組み立てた時の最終的な光軸は、最初からかなりの精度で収束することになり(経験的に立証された)、EMSのX-Y調整の安全圏に納まる、というわけです。 このことを、ここ数年(喉を枯らして)私はモデュール化、と言って来たのですが、やっとお分かりになったでしょうか。^^;