EMS-UM and -UL for the single use are completed. 単体用のEMS-UM と EMS-UL です。

The copiers seem not to have noticed yet, but the outlines of the EMS mirrors are more than the simple geometric ellipse, but the special shape to ensure the maximum FOV with maximum brightness.
EMSのミラーは必ずしも単純な(1:2の)楕円ではありません。写真を注意深く観察されればお分かりのように、限られた光路長で最大限の視野面積と明るさを確保するために特化した形状になっています。(キャパを超えた長焦点アイピース(たとばEMS-USに2インチEP.を使うとか)を使用した際に、視野円が真円にならないことがあるのはそのためです。(そうした場合でもBINOでは左右が視野円を補い合うことも多い。))

No one has asked me why the two thumb screws are perfectly aligned.
The answer is the after processing of the thread hole just before the delivery.

EMS-UM/-USの接眼アダプターが、天側の31.7AD部と基部の2インチキャップが36.4ネジで合体した構造になっているのは、すでに当サイトの説明をお読みになっていると思います。 ただ、それぞれのローレットネジが同じ方向を向いていることについて、今日に至るまで一件もご質問がなかったことに、ちょっとした落胆と驚きを禁じ得ません。
モノ作りをしたことがある方であれば気付くと思うのですが、業者さんを含めてそうした方が極めて少ないということなのでしょう。
答は簡単です。基部の2インチキャップは、ローレットネジ用のネジ穴加工をしていない部品を確保しておき、出荷組み立時に私がネジ穴を施工しているから、2つのローレットつまみが同じ向きを向いているわけです。(でないとネジ方向がランダムになる。)
「天文マニアがボール盤を持たないのは、一般家庭に包丁が無いのと同じだ。」という暴言は百歩譲って撤回しますが、やはり望遠鏡の販売店を営むような方は、簡単な工作機械は装備しておくべきだと思うし、まして、メーカーを名乗るのであれば、それは当たり前であり、むしろ、そうした手段が無いのであれば、もはやメーカーではありません。
(ちょっと例えが飛躍しますが、最近は本当に包丁がない家庭があるそうです。しかし、冷凍食品と横着ママに育てられた子は、大人になっても永久に味覚が育つことはありません。)