The first H-alpha-Sun by MK105-BINO

iPhone によるワンショット(スタックなし)の限界ですね。眼視ではダークフィラメント等、撮像の猛者が投稿している写真くらいに見えていました。

対物側には、先日ご紹介した、濃赤フィルター+UV-IR カットフィルターを装着しました。
ほぼフル口径が確保できました。(今まではAPM120双眼鏡に82mmフィルター)

Hα太陽観察の道具立てです。
 今までは屈折鏡筒ばかりで、COMBO-QUARKの特性上、F値をテレセントリックタイプのバローで拡大する必要がありましたが、今回は、EMSセットのMK105で、最終F値が約15.5なので、そのまま行けました。眼視の感触は、過去最高の見え味でした。

Another lot of the Center Mount in the making

垂直回転ユニットの主要パーツです。
水平回転部のパーツはすでに外注し、10台分ほど確保しています。

(ロットごとにこれが最後と思ってやっています。これに着手するとEMSの製作が止まってしまうからです。)

Limiter knobs in the making

EMSのリミッターノブが払底したので、慌てて仕込んでいます。
ベースは市販のローレットナットですが、煩雑な加工が必要です。

第一工程、左が加工前、右が加工後。リミッターのカム構造です。

仕上げを急ぐので、取り敢えず、確保した100個の材料の内、半分の50個を仕上げます。

Customize of the Finder-Base(VIXEN) for the 15cmF5-BINO

 VIXENのファインダー台座(アリミゾ)は、リーズナブルな価格で便利な製品ですが、わずかにテーパ(奥が狭い)になっているために、他社製の平行アリガタが途中までしか挿入できないことがあります。当方では、ファインダー以外に、ウェイト(&ハンドル)軸ホルダーとしても使用するので、それでは不都合で、60度のアングルカッターで修正しています。

修正前と修正後の比較動画です。↑


EMS-UXL for 15cmF5-BINO in the making

 通常だと、この段階から完成まで1~2日なのですが、一部パーツ(在庫)が払底しているため、少しお時間をください。(自前パーツは1年分くらい、外注パーツは3年分くらい常に確保しているのですが、何せパーツの種類はおびただしく、一人では管理しきれません。大至急整えます。^^;)

Tripod Adapters for the Center Mount completed !

 必須ではありませんが、あると便利なパーツです。
暗がりで、三脚の取付ネジ(3/8インチネジ)に架台をくるくる回しながらねじ込むのは、結構い面倒で取り落とす危険すらあります。
 中軸架台の水平回転部のボトムは、中心の3/8インチのメスネジの他、ベース自体が60mmΦのテーパーボス構造になっています。三脚アダプターは、事前に三脚トップに固定しておいたアダプターの60φ穴にストンと架台を入れ込み、3方のローレットネジを締めるだけですから、着脱がワンタッチで楽に、安全に行えます。
 必要を感じ、パーツの価値を分かっていただける方にのみ使っていただきたいと思っています。
 ですから、積極的な宣伝はしません。数量に限りがあります(10個程度確保)ので、必要な方はお早めにご注文ください。(@¥10,000(税別))