Great success on the experiment of the horizontal bracket for the Center Mount/ 水平ブラケットの成功!

実は、10年以上前にも、「中軸架台で、どうしても鏡筒を平置きセットしたい!」というご要望にお応えしたことがあって、その時は、大きな無垢のアルミ材からブラケットを削り出したのでしたが、”2度とやりたくない!”という感想とともに封印した選択肢でした。
 この度、合理的な方法が閃き、取り敢えず残材を加工してみた次第です。
(実際には、水平プレートは幅も長さもずっと大きくなります。)
 単純なL型ブラケットであれば、利用できる産業部品もあって簡単なのですが、水平回転部との干渉を回避しないといけませんから・・・・・。
 写真だと、一見貧弱に見えるかも知れませんが、十分な強度、剛性を確認しました。

EMS sleeves

以前は、短いスリーブのご要望に応じて標準品をカットしていましたが、48mmだけについては、一定数確保しました。その後、ご依頼はほとんどなく、(営業戦略上)正しい判断だったかどうか??です。

EMS-UMB SET for Germany completed!

写真からお分かりのように、BINO用のEMSの場合は、光路長とEMSタイプ(ミラーの大小)は全く無関係です。ハウジング間のスペーシングと、接眼スリーブの長さによって光路長が決まります。
 BINOプランニング初心者の方がよく間違われる例として、「自分は2インチアイピースは使わないので、(安価な)EMS-US(中止)やEMS-UM(単体用)で良いですね?」というご認識(誤認識^^;)があります。
 こうした方は、光路長の意味が理解できていないわけで、正直「この方は前途多難だなあ!」と思うわけです。

The Sun of this morning(8/12,8:29 AM JST) by MK105-BINO

 ずっと撮り続けている理由の一つは、眼視レベルがなかなか再現できないから。
シーイングと透明度等が完璧なら、もう少し追い込めるはずだと、淡い希望のもとに毎回準備します。今までの結果は?ですが、納得いく条件に当たらず、せいぜい40%くらいしか再現できていません。
 双眼視の再現は無理なことは承知していますが、せめて単眼視のレベルが再現できたら、と思って挑戦しています。