Reform of the slide mount (FC60-BINO)

 これが先日納品させていただいた状態。もともと確保しておられた L 型ブラケットに搭載する前提でお作りしました。L 型ブラケット→ベースプレート→スライドメカと、3 階建てのイメージになって、重心が高くなってしまいました。

 その後、軽量化のため、このようにセッティングを変更されました。
今度は対物側からの写真なので、BINOは右サイドで架台にセットし、目幅調整ノブは左手で操作する仕様になっています。
 これで、イメージ的には、3階建てから2階建てに減築できた感じになりました。
(鏡筒バンドとアリガタの間のスペーサーが残念ですね。合焦ノブ等の干渉回避でしょうか?それでしたら、むしろ合焦点ノブを天側に逃がす等した方がすっきりすると思います。)

 さらに軽量化を目指されたいとのことで、ベースプレート(とスライドメカ)のみを送ってこられ、肉抜きして欲しいとのこと。しかし、今度は片持ち使用のため、強度的に、肉抜きには制限がありました。

 ご覧のように、肉抜きでのプレートの減量は、わずか86g。構造自体を変更することで、全体をよりコンパクトにして、重心を低くする方が使い勝手にはるかに貢献するので、アリミゾも後送いただき、以下のような抜本的なリフォームとなりました。

 現在はEMS-UMBですが、将来的にEMS-ULでも使用できるように、スライド幅は十分な余裕を持たせています。

 左のアリミゾがベースプレートから0.2mm程度のクリアランスを保ってスライドする機構になっています。 今度は、右のアリミゾがプレートにほぼ全面で固定できるため、剛性もアップしました。
右の鏡筒だけで架台にセットするため、右のアリミゾに大きなモーメント加重がかかるため、重要な要素です。

IPD customize of SUPER-PLÖSSL-56mm/ 小目幅カスタマイズ

To minimize the magnification on the larger F-ratio, such as F15, Telescope, the longer(larger) eyepieces are necessary.
But, in the case of the Binocular-Telescopes, the diameter of the eyepiece should be smaller than the IPD.
So, trimming one side of it will be a good remedy.

 F値が極端に大きい望遠鏡(F13~F15)だと、双眼だと尚更、低倍は諦めて来た傾向があるが、長焦点のハンデの中でも、どこまで低倍に迫れるのか?、模索してみた。
 たとえば、F13の望遠鏡に本例の56mmのアイピースを使用すると、射出瞳径=4.3mm、5mmには満たないものの、充分に善戦する。具体的に、焦点距離=1350mm(某鏡筒)だと、最低倍率=24倍が確保できる計算だ。鏡筒が届いたら、実際の性能評価をやってみたい。56mmのアイピースが常用できるとなると、今までの常識を修正する必要がありそうだ。


Morning view at home/ 今朝の空

7:13 AM
Our area is rarely sunny at this time of year.
When I woke up, it showed clear sunrise sky as the photo above. But, when I went down to the ground to open my shop, it was raining.
 起床時の窓の外はこの通り。今日は久しぶりに晴れるのか?と期待して、一階の店舗に降りてメールチェックをしてから店のシャッターを開けたら、外は冷たい雨。悲しいかな、それが当地域の典型的な冬の空模様です。(今はまた陽が射して来た。^^;)