EMS-UL for the single use in the making

 EMSは、元来が単体用の正立ミラーなんですけどね。
単体用のミラーとして普及する前に、BINO用のパーツとして有名になってしまった。
 業者さんでも、EMSのことを、”御社の双眼装置”と呼ばれることがあり、その方の理解度の低さが分かるのですが^^;、双眼装置というのは、単体の望遠鏡にセットして光路を二分割する、あのBino-viewerのはずなんですがね。
 まあ、時事問題の解釈でもそうですが、人間というもの、客観的な真実の解明よりも、自分の信条や利害が優先して、それを追認するデータを集めることに腐心するのが大半ですからね。
 相談のメールも、すでに自説を強く持っておられて、それを追認して欲しいのが本音のことが多いので、当方のアドバイスも届かないことが多いです。


FC76DC-BINO making in the climax /佳境に入りました。

 当初、BORGの7780と7790を使用する予定でしたが、どたんばでFC76鏡筒のエンド金具内径をくぐらない(ドローチューブが太過ぎた/鏡筒の貫通径が小さ過ぎた)ことが分かり、自前のパーツを製作することにしました。
 このパーツがアリガタ、ファインダーベース等を全て担うので、十分な肉厚を確保しました。(鏡筒バンドは使用しません。)摺動クランプは、スリット式にして、剛性を万全にしました。通常の合焦を、アイピース直下のヘリコイド(ストロークが小さい)が担うため、しっかりした摺動メカとの併用が必須と判断しました。

Mount Holder of the Highlander Prominar / ハイランダー用軽量架台の簡易マウントホルダー

 ハイランダー用軽量架台につき、まだご要望がありましたので、4台だけ製作することにしました。これで、製作を当分休止します。
 純正架台をお持ちでない場合、簡易ホルダーが必要になります。現時点での簡易ホルダーのご注文は2件と理解しておりますが、ご確認いただけますと幸いです。
(EMSの製作に集中するため、この4台で製作を中止します。ご予約は2台と理解しておりますが、もし他にもご予約の方がありましたらご連絡ください。)

Filer discket for the FC76DC-BINO

 BORGのフィルターBOXは外径>63mmあるため、FC76DC-BINOでは、アイピース直下ではなく、ドローチューブ末端付近にセットすることにしました。
 目幅が広めの方であれば、アイピース直下での使用も可能ですが、EMS内の光路長を最短にする意味でも、小型のBINOでは、EMSの向こう(望遠鏡側)にセットする方が良いと判断しました。
 また、BORGの標準パーツには、接続アングルの調整に対する配慮はありませんが、回転位置が調整できることも、快適な使用のためには重要な要素なので、フィルターディスケットの開口部の向きが自由に変更できるようにしました。