Waiting for the final assembly (EMS-UL X2)

Waiting for the reverse paint to dry.
The edge and side are separately painted by the different paint, so that the mirror surface will be perfectly protected.

 組み立て直前のミラーの裏塗り。裏(サイド)塗りは、一般的な迷光防止やコントラスト向上の意図もありますが、ミラー面の保護の意味もあります。
 特に、ミラー面の外周エッジが重要で、エッジの1mm幅くらいは、側面や裏面の筆塗りの前に、ペイントマーカーで慎重に一周塗っておき、エッジからの経年劣化を未然に防ぎます。従って、メンテでエタノールで拭き取ってしまった場合は、慎重にペイントマーカーで再度塗っておかれるのが理想です。(というか、エッジの塗料を最初から剥がさないようにする。)
 EMSの銀ミラー化から10年、顕著な経年劣化の報告はまだありませんが、より長く良い状態を保つために、防塵フィルターは常に装着してご使用いただきたいものです。(観測時に外す方も、保管時には必ずセットしておいてください。)
 因みに、銀ミラーは再蒸着できません。(剥離できない)もし劣化したらミラー交換になります。大切に使ってください。

Two pairs of the EMS-UL SET in the making(2)

明日か明後日には完成の予定。
 部品の在庫がある限り、着手すれば2日で出来るのですが、問い合わせの応答からサイト管理、また本業の客商売があるので、なかなか筋書き通りには行きません。
 個人商店というのは、雑談で見える常連さんの対応もあり、「今日は忙しいから帰ってくれ。」などとは、口が裂けても言えません。^^;
(「夜業をしなさい。」と言われそうですが、”体作り(筋トレ)”がもう一つの(と言うより最優先の)ライフワーク、数年前から夜業はしないと決めています。)

Anodizing of the adapter rings completed !

11/7に加工が完了していた部品のアルマイトがようやく完了しました。
塗装やアルマイト等は外注に頼らざるを得ず、土日や連休を挟むと歯がゆいことが多いですが、仕方ありません。(マツモトには土日も連休もありませんけどね。)

Marionette Lion-Dance by Mr.Fukumoto / 獅子舞のマリオネット(福本さん)

My friend, Mr.Fukumoto kindly dropped in with his Marionette Set of Lion-Dance after the event held at Jinpukaku.
Isn’t it amazing that he not only play the Marionette Dance, but also made all the staff of the Lion Head and other including the cabinet?

 マリオネットをする人、獅子頭を彫る人、金箔貼りをする人、それぞれ個別にやる方はいても、全てを一人でこなしている方は、この福本さん以外に知りません。独学でここまで究められたこと、驚きです。
 一昨日、仁風閣でのイベントの帰りに、道具一式携えて来てくださいました。
近所の子供さんも大喜びでした。

Another(last) lot of the spectacle plates for the Giant’s Eyes in the making/ 巨人の眼用メガネプレート

 続けてご要望がありそうだったため、5枚も作っておけば1年は(在庫が)持つだろうと思ったのですが、何と、発注した素材プレートが届く前に、完売してしまいました。(同一のお客様が5枚)
 ここまでで、丸一日かかりました。これに着手している間はEMSが作れなくなるので、しばらくこのプレートの製作は休眠です。^^;

Customize of the second mirros of the EMS-UL to the limit / 第2(眼側)ミラーの巨大化(EMS-UL)

 写り込んだ天井にピントが合ってしまいましたが、サイズ比較は出来るでしょう。左がノーマルサイズの第2ミラー(EMS-UL,ULS,UXL全て共通)で、右がエクストラサイズです。最初にお断りしておきますが、エッジをさらに尖らせる必要があり、大変な手作業になるので、このカスタマイズは歓迎していません。
(当サイトを注意深くチェックされた方だけの特典です。積極的に宣伝しません。)

 そのまま大きな(長径が長い)ミラーに交換すれば、当然ながら先端が防塵フィルターに当たるので、フィルターフランジと第2ハウジングの間に7mm程度のスペーサーを挿入する必要があります。(7mmほど光路長が長くなる)

 ご覧のように、フィルターフランジの内径ぎりぎりまで第2ミラーのエッジが接近していることがお分かりと思います。ミラーの手前先端が防塵フィルターに当たらないことは当然で、さらにミラーの裏側がフィルターフランジの内径に接触しないように、先端裏側をかなり際どく手作業でエッジングしないといけません。(超絶技)(この加工を歓迎しない理由です。)

これが、第2ミラー巨大化カスタマイズが完了したEMS-ULセット。
外観的には、フィルターフランジの下に7mmの延長管が入っただけの違いです。従って、鏡筒間隔や目幅への影響は皆無です。
 私個人的には、第2ミラーは標準で十分だと思っていますが、ユーザーさんの数だけのこだわりがあります。40mmを超える超広角アイピースを常用される方で、完璧な視野の確保にこだわられる場合には、こうした方法があるという例をお示ししたものです。
 勘違いしている方が多いですが、EMS-UL →ULS→UXLと、第一ミラーが大きくなっても、アイピースの最大視野は第2ミラーを大きくしない限り、変わりません。


Extension tubes for the EMS-UXL

海外のクライアントの方からの、BINOのリフォームのご要望です。
屈折から180mmマスクトフへのリフォームでDが195mmから231mmにアップしたための延長管と、マスクトフ用のアダプターです。
 マクストフ用のアダプターについては、地元の旋盤屋さんに依頼されるように促したのですが、どうしても・・ということでお引き受けしました。

アダプター等の製作で、このくらいの旋盤クズが出ます。当方の小型旋盤では、やや荷が過ぎる作業で、長時間、これだけに拘束されます。(一旦お断りした理由)

Dear client, insert the extension tube there.
延長管はここに挿入します。