115EDT-BINO completed115EDT-BINO完成!

EDT115-BINO is completed, except for some parts to be anodized.

 数点の部品のアルマイト加工を残していますが、一応完成です。この所、毎回がそうですが、細かい部分で初めての仕様が多く、目に見えない部分で結構難航しました。(完成までに長くかかった理由の全てを明確にお示しできないのが残念です。)それらは全て、今後のBINO作りに活かせますので、よろしくお願いいたします。

 今回も鏡筒の切断は無し。末端のアダプターを外し、90φの開口部に都合よく90φバレルを挿入しました。その状態で丁度良いピント位置を示し、アダプター等の改造も全くやっていません。鏡筒の重心は、予想以上にトップヘビーでした。 トップヘビーの原因は、対物周りが重いか、接眼部が軽いかのどちらかが言えますが、この鏡筒のフォーカサーは非常に立派で重いので、対物周りがさらに重いと見るべきでしょう。 3枚玉なので仕方がないですね。



New IPD Crayford for the 115EDT-BINO115EDT-BINO完成間近-3

The right EMS housing faces you on its 90mm barrel opening. The left one is the position of the Crayford mechanism fully contracted.

 機構が分かりやすくなるように第一大型ユニットを2個並べて撮影したのですが、平面的な写真になるとかえって分かりにくいかも分かりません。 右のEMSユニットは90mmバレルの開口部がこちらを向いています。 左のユニットは、目幅クレイフォードを最短縮したところです。

 この新型目幅クレイフォードも、この完成を見るまでは試行錯誤を強いられました。 大変お待たせしましたが、完成までもう一息ですので、よろしくお願いいたします。(バレルの挿入長が短いのは、フォーカサーの受け入れ側の都合ですが、テーパ構造になっていますので、接続の安定性には何ら問題ありません。)



115EDT-BINO almost completed115EDT-BINO完成間近-2

I attach a high value to the handle because it will act as an important interface between the binoscope and the user. I often think hard for days just to find how to attach the handles.

 たかがハンドルとは言え、BINOと私たちを繋ぐインターフェースであるハンドルを私は重視します。両フォークタイプのBINOの場合はフォーク等との干渉もあり、特に頭を捻ります。 8φのステンレスシャフト、もう少し長くしないといけないようです。

 EMSのパーツのアルマイト加工も仕上がりましたので、いよいよ組み立てに入ります。数日中にはBINOらしい姿をお見せできると思います。



115EDT-BINO near completion115EDT-BINO完成間近

A slight enlargement of the width of HF fork mount can be done by a special shaped spacer.

 HF経緯台を大幅に広く改造する時は、ベースシャフトを中心で切断し、内径にぴったりの六角棒を挿入して延長しますが、今回はわずかな拡張で済みましたので、フォークの接続部にスペーサーを作って対処しました。その分、勘合の深さが浅くなりますが、ネジをしっかり締めれば問題ありません。(当然、ネジは長い物と交換します。)

 HF経緯台のベースパイプですが、分解されたことのない方は、ただのパイプだと思っておられたことでしょう。パイプ内径とフォークのボスを六角にして勘合させることで、誰が組み立てても左右のフォークが正確に平行に揃うわけです。



MiniBORG45ED-BINO completed / MiniBORG45ED-BINO完成!

It was rather shocking to find that the images through this tiny binosocpe is no less vivid than those of larger binoscopes. Moreover, larger binosopes are no match for its over 6 degree of field.

どちらかと言うと、大きさを競って来たBINOですが、初めての超小型BINOの別次元の威力に、製作者自らが仰天しています。今回はEMS-Mをご指定でしたが、EMS-Lで超広角を目指せばさらに凄い世界が広がるでしょう。口径が小さいことは、実視界が非常に大きいことと、対物の厚みが薄く、印象としては、ノイズの非常に少ない、極めて抜けの良い視界が開けます。「チビBINO、侮れず!」です。

鏡筒が軽く小さいことは、メカの負担が極端に小さくなるので、極めてシンプルな構造にまとまりました。(ベースプレートの下面にスライドメカやボルトの頭の突出がなく、完全にフラットであることにご注目ください。(中央の写真))

右の鏡筒は台座をプレートに固定している2本のキャップボルト(2枚目の写真の黄色の矢印)を緩めれば、ネジのバカ穴のわずかなガタの範囲で水平方向の初期調整が行えます。

目幅調整は、左鏡筒の下のノブを回転させることで行います。ベアリングユニットがガイドレールに圧着する方式(クレイフォードと同じ)ですので、実用上全くイメージシフトが無く、極めて滑らかに鏡筒が平行移動します。 BINO本体が手持ち双眼鏡に優る実視界を持つので、ファインダーは必須ではありませんが、ご希望により用意しました。根元のローレットネジ1本で再現性を持って着脱できます。ネジは脱落しないように加工しています。90度対空なので、透視型のファインダーは非常に便利だと思います。

4枚目の写真のファインダー視野内の赤いドットは、使用時のイメージをご説明するために、私が作画しました。^^; 同透視ファインダーは、レーザーのようにビームを外に射出するのではなく、赤いドットの空中像を無限遠に作るもので、視差が全く無いのが特長です。両眼開放で覗くのが正しい使い方で、そうしますと、4枚目の写真のように全視野の中に赤いドットが無限遠に浮かぶわけで、BINOが向いている点が一目瞭然になるわけです。

このファインダーは、写真でお分かりのように、着色コートが施してなく、ほぼ100%近い光を透過します。また、ドットの位置は、本体を振る必要はなく、X-Y調整機構が装備されていますので、もともと軽量な特長がさらに活かされます。

 

(2月8日 追記)当機は中型のBINOの縮小コピー的なモデルとなりましたが、今度は、従来の発想を捨てた、手持ちも可能なmini-BINOを開発しています。



Framework of 115EDT-BINO115EDT-BINOのフレーム

I have made the framework so successfully compact that the whole binoscope is likely to be put in one of the aluminum case that is made for a single scope.

 長くかかりましたが、非常にコンパクトな骨格になりましたので、中のクッション材の配置を工夫すれば、完成したBINOが鏡筒(1本)用のアルミケースに収納できる可能性が出て来ました。

 運搬用の取っ手は、今回は純正の太い取っ手をそのまま使用しましたので、もともとのBINO本体の軽さと相俟って、非常に持ちやすくなりそうです。



The parts for the lowest profiled IPD Crayford:-2新型の目幅クレイフォードの部品-2

A series of hurdles should be cleared before finishing the new IPD focuser. Here is the trick that enabled the lowest profile.

 新機構を作るのも大変ですが、分かりやすくお見せするのも結構大変で準備に時間がかかります。^^; 断片的なご紹介になりますが、ベース部が不要な構造にすることで極限までのlow-profile化を実現した点、ご理解いただけるでしょうか。(遮光用の内筒や、前回ご紹介したドライブシャフトユニットはまだ写真では取り付いていません。)

 美観のために設計に組み入れたハウジングのフラット部がこんな形で役に立ちました。 長過ぎるガイドレールは、後で不要部分を切除します。